FXには、公的な市場で行われる取引所為替証拠金取引(くりっく365)と非取引所為替証拠金取引(店頭取引)があります。くりっく365と店頭取引ではリスクの内容・大きさに違いがあります。
1.価格変動リスク
通貨の価格変動により損失が生じることがあります。この12月だけでドル円で4.5円以上の変動がありました。
取引金額が預託すべき証拠金に比べて大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金以上の損失が発生する可能性があります。十分な余裕資金を持つようにする必要があります。
2.金利変動リスク
通貨の金利が変動することなどにより、保有ポジションのスワップポイントの受取額の減少、支払額の増加の可能性があります。
また、ポジションを構成する2国間の金利水準が逆転した場合などは、それまでスワップポイントを受取っていたポジションで支払いが発生することもあります。
3.流動性リスク
業者(くりっく365ではマーケットメイカー)が買い気配と売り気配を提示して取引を行う方式を採用しています。為替相場の急激な変動時等には買い気配と売り気配のスプレッド幅が広くなったり、買い気配や売り気配が提示されず取引を行えないなど思いもよらない損害が発生する可能性があります。
4.信用リスク(非取引所為替証拠金取引の場合)
業者の信用状況によっては損失を被る可能性があります。FX札幌の破綻は記憶に新しいところですね。
くりっく365では、取引を受託する取扱業者に対し東京金融取引所が取引の相手方となる「清算制度」を導入しています。
5.システム障害リスク
取引を結ぶ通信回線等に障害が発生した場合には、注文発注・執行ができなかったり、遅延が生じて、機会利益が損なわれる可能性があります。
また、相場状況又は取引状況により、相場情報などの配信に遅延が生じる場合もあります。
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このコラムの執筆専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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