スキャンダル記事の消し方 - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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スキャンダル記事の消し方

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プレジデントに、「広報必読!スキャンダル記事の消し方、教えます」という記事が...。


要約すると、このタイミングで情報発信(リリース配布)されると記事にし難い。裏を返せば悪いネタの場合はこのタイミングに出せば良いというものなど。例えば、


・午後1時半位のタイミング

 夕刊に載せられない訳ではではないが微妙なタイミング。加えて翌朝刊としてはニュース性が落ちてしまう。つまり扱いが小さくならざるを得ない


・日曜と月曜の紙面

 各社とも紙面作りに苦労している。逆に言えば土日に発信すれば報道の確度が上がる。


・大きなニュースは午前1時に発表

 朝刊には載るタイミングであるが、検証する時間は無く発表そのモノを載せざるを得ない。



どれも正論だろうと言えます。


金曜日の午後一時半以降に悪い発表が増えるのは周知の事実。翌朝刊に掲載されたとしても土曜日であり、市場への影響も軽微であり、かつ”混み合うタイミング”なため、紙面競争も激しく掲載の確度も低くなる。


しかしWebメディアの台頭も著しく、日経電子版などは紙面に書けないとなるとスペース的な制約のない電子版にここぞとばかりに書くケースも少なくはありません。読んだらゴミ箱行きの新聞と違い、Webニュースは暫くはデータとして残ること、そして拡散されるリスクが少なくないことは要注意と言えるでしょう。


また土日の発信については、一定以上のニュース性があることが大前提だろうと言えます。記者も人の子、土日は休みたいと思うのが当然であり、ニュース性が低いのに呼びつけるというのは、掲載確度以前に、記者との人間関係が気になるところです。


できれば日曜日などの紙面に書き易い切り口を平日に発信しておくことが適切だろうと思います。


そして最後の午前1時や1時半の発表。タイミング的には検証する時間も無く、また1面にしか載せられないタイミングだろうと思います。が、これができるのは政治ネタを筆頭に、超Bigニュース限定だろうと思います。


私もかつて、外資との提携案件で、本国との時間調整もあり21:30に記者会見を行った経験があります。1面掲載を始め報道の成果という点では満足のいくものでしたが、その後何年も”あの時間は勘弁してくれ”と言われ続けたという記憶もあります。


確かにメディア側の事情を考えた上で発表のタイミング等を考えていくことは重要だろうと思います。しかし発信の契機にも意味がなければならず、また”発信者の姿勢”を見ていることも確かだろうと思います。


記者は積極的に情報開示する企業には、基本的にはストレートな論調、或いは1回ぽっきりの報道で手打ちとする傾向がありますが、逃げようとする、隠そうとする企業には徹底抗戦で臨むことは少なくありません。


何が永い目で見て”企業価値向上に寄与するか”という観点で考えることが重要だろうと思います。

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