商品指数の動向と、資産配分の考え方について - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年05月04日更新

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商品指数の動向と、資産配分の考え方について

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)

昨日まで、資産運用の資産として、株式、株式と為替、債券、長期債券と中期債券の金利動向などをご紹介しました。本日は、商品とその指数の動きを紹介します。

ご承知の通り、金融商品としての商品指数やファンドなどは、今後の現物価格を予想して、「値が上がる」と考えれば「買い」下がると思えば「売る」という価格の読みに賭ける取引になります。従いまして、当該金融商品を保有するだけでは、株式配当等の事業が拡大することで得られる利益はありません。

投資家として「読み」が当たれば利益を得られますが、当らなければ損失が出る取引で、その上他からの付加価値は入ってきませんから、儲かった投資家居れば必ず損した投資家がいる、ゼロサムの世界です。得する人は賭場の貸主と投資家にサービスを提供する人達です。投資家として、読みが当たった方の利益は、儲けた額からコストを引いたもの、読みが外れた方の損失は、損した額にコストをプラスした額になります。
トータルでは取引のコストだけが残り、それが賭場提供者とサービス提供者の売り上げになります。

従いまして、私は、お客様に商品ファンド等の金融商品はお薦めしていません。売買はプロの金貨投資家や、実際に現物を扱う実需家に任せましょうと、説明しています。

ただし、将来のインフレや様々なリスクに備える事を目的とした、現物保有は、リスクヘッジとして説明して、お客様のご納得を得ています。当然その対象は。金やプラチナ島貴金属となります。

とはいえ、株式や債券との相関が低い、または反対方向に動く商品として、ヘッジのために資産配分を行うことは、お客様のご判断にお任せしています。

ただ、商品の価格自体は、家計への影響も大きく、その価格推移は捉える必要があり、私が発行していた『FPからのお便り』に各種指標と同様データを掲載しておりました。今回これらをMSNマネーに入力して、追いかけていますので、目に見える形で、その値動きを掲載します。

図は本年2月29日から5月3日の期間の、NY金先物、NY原油先物の値動きと、NYダウに連動するETFの円換算価格の値動きです。NYダウと、各指標は短期間では逆相関の様に見えますが、これだけ短い期間では結論は出せません。
期間中、金と原油は緩やかな下降トレンドですが、株価振幅が激しい値動きでした。

次は、シカゴトウモロコシ先物、NY金先物、NY原油先物の値動きです、トウモロコシの価格の振幅が大きいことがお分かりかと思います。

NY原油価格、ドバイ原油価格とTOPIX連動ETFの価格動向は値動きが同じ方向であることが、お分かりかと思います。景気の先行き(株価)が下がれは原油価格も下がります。この場合はリスク分散効果は望めないことになります。
クライシスに備えるための現物購入と家計と資産運用への情報提供として、掲載しました。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
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