
- 国府谷 明彦
- カウンセリングセンター聴心館 聴心館館長
- 東京都
- 厚生労働省認定 産業カウンセラー
対象:ビジネススキル
- 吉武 利恵
- (人の印象の専門家)
- 牛山 恭範
- (ビジネススキル講師)
【WEBセミナ】メディカウンセリング第5回 面接の構造化
年度末と言うことで,ちょっと長く空いてしまいました。早速続きに入りましょう。前回は,初回面接についてということで,情報収集の場であるとともに,安心を感じられる場であるというお話でした。
さて,今日は,面接の構造化という話。構造化というとどんなことをイメージしますか?決まった形をしているとか,パターンにはまっているとか,そんな感じですかね。面接の構造化も,実はそんな感じです。でも,決してワンパターンという意味ではありませんよ。面接の段取りや手順が決まっているという意味です。
カウンセリングにやってくるクライエントにとって,似たような経験というのはあまりなくて,強いて言えば病院を受診することくらいのものです。何が起こるのかわからない。それが不安に感じる訳です。そこで,どんなことが起こるのか,手順がわかっていることで安心感を得ることができます。
では,構造化としてどんなことを伝えれば良いのか?カウンセリングでどんな手順をしているのかにもよりますが,通常は,面接の本体としてお話を傾聴する時間の部分と,最後にまとめや見立てをする時間の部分を説明することが多いと思います。それぞれの部分を時間にして○○分くらい行う旨伝えてあげることです。
特に,とりあえずカウンセリングに行って来なさいと紹介だけされて来た人や,無理矢理連れてこられた人の場合,より丁寧に構造化を説明することで,カウンセリングに前向きになることもあります。安心のための構造化を意識して下さい。
【2012.4.3: このコラムは毎週月曜・木曜に更新されます】
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