- 袴田 剛史
- 株式会社スクロール360 ECコンサルタント
- 静岡県
- Webプロデューサー
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
新規にショッピングサイトを立ち上げた後、
あるいは、リニューアルした後、
サイトの更新はしますか?
「当たり前でしょー!」
「更新しないサイトなんてありえませんよ!」
誰しもが、そう答えると思います。
では、どうして更新するんですか?
「ショッピングサイトを更新するのは当たり前だから」
「また来た時に何も変わっていないとガッカリするから」
もしかすると即座に返ってくるのは、そんな答えかもしれません。
けれども、もっとじっくりと考えるべきだとは思いませんか。
頻繁に新商品が発売されたり、消耗したり、買い替えが必要な
商品ならば、更新の理由の大部分は、そこにあるでしょう。
けれども、例えば、一度買ったら10年ぐらいは買い換えない商品を
販売していたとしてら、
「また来た時に何も変わっていないとガッカリするから」
などと考えなくても、また来て買うまでには、10年もあるのだから、
少しぐらいガッカリしてもいいんじゃないですか。
と言うと、おそらく反論の気持ちがわいてきませんか。
たぶん、それが更新の理由であり、必要な更新内容だと思います。
いずれのショッピングサイトにも共通する概念として
目的:何度も訪問してもらえるサイトにするため
目標:リピート率を高める
というのが、あると思われます。
こんなデータがあります。
メルマガの読者は、そうでない人よりも10%継続購入率が高い。
つまり、メルマガに代表されるように、接触頻度とリピートは
関係するということです。
先ほどの例から言えば、10年後の再購入のために、
常に接点を保てるような更新をするということでしょう。
「更新しないとカッコ悪い」などという気持ちで更新するのではなく、
「このサイトに再び来る目的は何だろう」
「どんなコンテンツがあれば、何度も足を運ぶのだろう」
そういうことを考えれば、販売している商品の特長、お客様のニーズ、
そういうものに合った更新とは何かが見えてくると思います。
ただ、勘違いしないでください。
よくあるケースとして、
「うちのサイトには主婦の方が良くいらっしゃるのでレシピを載せようか」
ということでレシピコンテンツを掲載、更新するケース。
インターネットは、クリックひとつで別のサイトに移動できます。
今から立ち上げるレシピサイトよりも、数段充実したレシピサイトがあります。
その中で、それを越える意味のあるレシピコンテンツを提供できますか。
そうでなくては意味がありません。
御社だからこそ提供できるレシピがあれば興味がわく人もいるでしょう。
と、こんなふうに、ショッピングサイトの更新は、
どのような目的で、ねらいで更新するのか、
そのようなことも考えて実施しなければ、
おそらく無駄な制作費だけが出て行ってしまうことになるでしょう。
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