町並み・・！

建築の「見た目」・・４

住宅に限らないのですが・・

建築という物は当然なことに町並みを作ります。

１軒１軒の家が集まってそこに町並みを作る。

そこに建つ以上は必ず不特定多数の人々からその建物は見られ、そしてその建物が並び立つことによりそこに町並みを作り出します。

景観が生まれるのです。

ですから、建築という物はたとえ住宅であってもその建つ地域に影響を与え貢献する物となります。

好むと好まざるにかかわらず・・

ですから・・

建築という物は半公共的な部分を常に持ち合わせています。

ある程度、好き勝手にすることは許されない部分があるのです。

あまりにも奇抜なデザインの住宅などを建てようとすると・・

近隣の方に反対される・・

もちろんそれが是か非かは裁判所の判断になるのですが・・

近隣の方にはそのデザインを町並みの中に入れることを拒否する権利があるということになります。

自由に建てる表現の自由と住環境や景観への影響がどこまで？

という難しい話ではあるのですが・・

自分ちなんだから、何やったって勝手だろ！

とはならないことがある・・

ということです。

通常の町中では、それが通用することはよっぽどでない限り希有なことなのですが・・

これが古来続く古い町並みの中とか・・

歴史的な町や集落の中とか・・

あるいは、ここには新しくこういう町並みを作ろうとその地域の人々や行政が決めた地域とか・・

そういう地域ですと本当に勝手は許されなくなります。

法律や条令で町並み保存地区とか地区計画などでデザインなどまで決められているところなども多々あるのです。

どうしても思いっきり好き勝手ににしたいのなら・・

どこからも見えない誰からも見られない場所に建てる以外ありません。

自分以外は誰も見えない所に建てれば・・

誰も文句は言わないということです。

Atelier繁建築設計事務所ＨＰ

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