加藤幸彦(エス)です。
インテリアの素材選びにおいて、いちばん重要なのは「床材」だと思います。
もちろん壁や天井、家具なども大切ですが、やはり「床」が大切。
僕の持論ですが、どんなにローコスト住宅でも、床材だけは出来うる範囲で最上の選択をするべきです。
それは、高級なものを選ぶべき..ということではありません。
気に入ったもの、自分たちが気持ちのいいものを、絶対に選択するべき..ということです。
それには、実際にサンプルを取り寄せて、実物を見てみるべきです。
そして靴下を脱いで素足になって直に踏んでみる。
人間の足の裏は、とても敏感な器官です。
目で見た以上の「何か」をきっと感じるでしょう。
その感触でピンとくるもの、ピンとこないもの、色々あることが分かるはずです。
意外と、高級じゃない素材でも、「コレだ!」と言えるものが見つかるかもしれません。
「空間の心地良さ」とは、
見た目だけではなくて、触覚、嗅覚、音..いろんな感覚によって複合的に成立する世界です。
とくに「敏感な足の裏」は、心地良さを大きく左右するのです。
(写真は、床材フローリング施工中の写真。大工さんたちも、床仕上の工事には一段と丁寧になっています。)
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加藤幸彦(エス)のブログ「OPEN-G日記」
このコラムの執筆専門家

- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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