モラハラ被害に気付いたら行なう10のこと～その７

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モラルハラスメント被害

女性の離婚専門板橋区の女性行政書士

東京よつ葉法務オフィス

行政書士のちえぼぅです

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モラハラ被害に気づいたら行う１０の事。

7回目の今日は、脱出準備の最終章として行って

欲しい事をお伝えします。

それは

お子さんとちゃんと話すこと

 です。

「え！？そんなこと！？」

 もしかしたら、そう思われる方もいらっしゃるかも

知れませんね。

けれど私は、家庭内の離婚問題において、子どもに

対する親としての説明責任はとても大きいと

思っています。

 特にモラハラ被害をこれまで受け続け、その結果と

しての別居であればなおさら、丁寧に話してあげて

欲しいと思います。

もちろんどの程度お話しするか、どの様にお話し

するかはお子さんの年齢や理解度、家庭内で

お子さんがモラハラによって受けているダメージの

具合によってコントロールする必要があります。

良く考えてみれば当然の事なのですが、いくら

子どもといえども何の事情もわからないまま突然

父親と離れ、母親と新しい家に引っ越したとしても

すぐに適応する事は難しいと思います。

特に、幼稚園の年長や小学生くらいになれば

ある程度家庭の事情を把握しますから、逃げずに

きちんと話してあげて欲しいと思います。

人間は説明を受ける事で予測を立てる事が

できます。

 予測を立てられる状態とまったく予想もせずに

遭遇する場合では、たとえ遭遇した場面が同じだと

してもその後の適応に差が出ます。

 これは私自身の経験から言っている部分もあるの

ですが。。

 家族が明日どうなるかわからない状態って、とても

不安なんです。

・こんな状態だと、いつかお母さん出て行っちゃうかもな

 ・近いうちに離婚になるのかな。その時私はどっちに（父と母）引き取られるんだろう。

 ・（父が母を攻撃している場面を見た時）いつまでこんな生活が続くんだろう

こんな考えや気持ちをいつも抱えていて、当時は

本当に不安定な子どもだったと思います。

けれど、先の見通しを少しでも知ることができれば、家庭内でモラハラの場面に遭遇しても

心の持ちようが違うんです。

そして、お子さんに話すその時、一つだけ気をつけて頂きたい事があります。

それは

 「とにかく子どもに安心感を与える内容、話し方を心がけて欲しい。」

と言う事です。

 脱出を目前に控え、母親であるあなた自身が非常に不安な時だと思います。

ですが、先の記事に書いている様に、あなたの不安に関しては身近な相談相手やカウンセラーなどの力を借りましょう。

そしてお子さんの不安については、出来る限り、無理はしない範囲で、母であるあなたが一緒に引き受け（又はその姿勢を見せ）て上げて欲しいと思います。

 母が与える安心感は、子どもを安定させます。

 その安心感が、脱出後も子どもの適応の良さや安定に繋がると私は考えています。

 これまで子どもも、家族の一員としてモラハラ被害を引き受けてきました。

 子どもなりに、本当なら必要の無い苦しみを抱えて来たと思います。

ですので、そんなお子さんに対して脱出準備の一環として、誠意を持って、現在の状況や母としての考え方など、ちゃんと話してあげて欲しいと思っています。

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