資産運用 期待リターン、許容できるリスクを決定する。15のQ&A - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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資産運用 期待リターン、許容できるリスクを決定する。15のQ&A

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昨日は、弊社の資産運用の基本的考えたなどを述べました。本日は、家計の将来像把握と資産運用に進むステップをご紹介します。

御相談者との面談過程です。

1.最初の面談は、お客様とアドバイザー(私です)の合性を確認します。
・お客様から見て、ご自分の資産を相談して良いかを確認します。
・私の履歴・経験・知識・資格・投資方針・・・・など、なんでもご質問下さい、
回答いたします。この過程で、私の雰囲気や信頼できそうな人間かなどを感性で
お確かめ下さい(短い時間ですので、第一印象やお話している間の雰囲気などが大切
です)
・私は、お客様の要望に応えられるかなどを判断いたします。
・この為、最初の30分は無料としています。納得がいきましたら、ご相談の開始です。

2.ご相談は、お客様の問題点・課題・不安などの確認から始まります。
・今困っていらっしゃること、不安に思うこと、心配なこと、商品内容や損失の要因を
聞くなどをお話頂きます。知りたい何を目的に資産運用を望むのか等々お話をお伺い
します。
・その過程で、その場で回答・解決が図られる内容はお答えを提出します。
・ご心配に為られている内容がFP相談に関するものは、FP業務としてお話を進めま
す。
・ご相談者の家計に関するもの、例えば住宅購入やライフプランの作成、投資の基礎知識などです。

3.投資の助言を必要とするもの、
・個別銘柄の購入・売却のタイミング、保有されている・金融機関から進められている商品・銘柄の内容説明、銘柄選定に関するものなどが投資・助言の1つです。
・長期的な資産運用に関するものが投資助言の範疇になります。もし、投資の助言を必要とされる場合にはされる場合には、投資助言業として法で求められている、「投資顧問契約の契約締結前交付書面」を手交し内容をご説明致します。

4.内容をご理解いただけたら、契約に入りますが、その前に、お客様の資産運用ご相談に与る金額や、お客様の資産運用に関するご理解度、リスク許容度、お求めになる期待リターンなどをご質問形式で相互に確認致します。

5.例えば、生活費×2年分は投資対象としない(運用上流動性が高くリスクの低い、普通預金又は1年物の定期預金に配分します)、従いまして、保有資産が家計の2年分に満たない場合には、資産形成よりも、貯蓄方法をどのような方法で為されるかのなどのご相談と致します。

6.ライフプラン作成のコースやライフプランの顧問契約、セミナーでは「1万円から始める国際分散投資」などで、お客様の夢や希望実現をサポートします。

7.もし、上記の金額に満たない場合には、投資資金の額を予め設定の上、限られた金額での資産配分や個別銘柄、投資信託の選定、ポートフォリオづくりのアドバイスを行います。
8. 原則、資産が家計の2年分と、今後3年間でご使用になる予定の資金の額を超える方に
投資助言相談に与ります。

9.最初に15の質問にお答え頂きます。これは、お客様が長期間の投資活動を為される際の方針作りです。
・最初の質問は、定期的な収入はおおよそ幾らでしょうか、支出はおおよそ員らでしょうか、です。収入-支出の差が少なければ、家計の準備資金が必要になります。
それをお客様が確認されることが大切です。
・二問目は、今回の投資額はお幾らでしょう、概算でお答えください。そしてその金額は資産の何%でしょうか、です。ここで、お客様のリスクに対する耐久度を測ります。

10.このような質問一つ一つに、お答え頂き、ご質問があればそれにお答えしながら進みます。この15の質問過程では、お客様ご自身のリスク許容度、長期投資の間には、山もあれば、現在のような谷もあること、成績が低迷する間は耐えること等を学んで頂きます。

11.ご相談者に、すぐに、投資をお薦めすることはありません。15問を通じて、投資の基礎知識を習得頂きます。株式の特性、債券の特性、分散投資が必要な理由、投資収益を7%として求めると、どれだけのリスクが発生するか等々です。


12.問6~10で、お客様のリスク許容度と期待リターンをすり合わせ致します。その場合には、将来必要とする期待資産額、毎月の積立額又は引出額などをお伺いし、アセットアロケーション(資産配分)を決めるステップが入ります。
・このセッションで重要なのは、単年度の運用成績でどの程度の損失に我慢できるのかです。もし、単年度で10%の損失が出て、翌年もマイナス10%であれば、元本に対して、19%の含み損を抱えます。過去の例では、3年程度の下落後は上昇に転じています。

13.リーマンショック後も同じように昨年度はプラスに為っています。

以上、面談の前半は、得客様の投資への基本的な考え方や、下落局面でも3年は耐える事が出来るような、資産配分の姿を提示します。

明日は、そのリスク・リターンから得た資産配分をどのような商品に配分するのかをすり合わせる過程を説明します。

今回のコラムでも、お分かり頂けると思うのですが、すぐに儲かる銘柄を教えて欲しい、今後儲かる資産クラスはどうなのか、等の短期的な運用には沿わないスタイルです。

ファイナンシャル・プランニングと投資助言を合わせてのご相談が 独立系顧問契約料制アドバイザーの特色です。


毎月、資産運用とライフプラン作成に関するセミナーを開催しています。
宜しければ、ご参加ください。セミナー案内は
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

FP業務と投資助言に関する作業・料金表は下記に
http://www.officemyfp.com/planprice.htm
http://www.officemyfp.com/planprice-2.html

文責
ファイナンシャルプ・ランナー & 投資アドバイザー
独立系顧問料制アドバイザー
吉野 充巨

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