着床障害?「当院において、着床へ向けての治療順」 - はり・お灸 - 専門家プロファイル

松本 敏樹
そあら鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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着床障害?「当院において、着床へ向けての治療順」

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鍼灸治療 着床日の治療

邪魔になるほどの筋腫やポリープがあったり、黄体ホルモンの分泌が不良、内膜の厚さが充分ではない(厚さに関してはさほど関係のないという意見もあります)、水腫などの所見もない。

しかし何度も移植してもなかなか着床しない。 

これは着床障害のためなのか。

着床に関してはよく分かっていないブラックボックスな部分も多いものです。

「胚の問題」「子宮の問題」

胚の状態と子宮の環境が関係するので、

良い胚を何度戻しても、着床しない場合、

子宮の環境側の問題かもしれないということから着床障害との考えがあります。

ただ、移植後の胚がどうなったかまでは調べようがないため、

胚の問題か子宮の問題かは正確にはわかりません。

したがって良い胚を何度戻しても着床しない場合、

それが全て着床障害だというわけではないと思います。

このことから一番大元を考えると、胚の状態、特に卵の状態が一番重要だと考えます。

その上で、子宮環境のための鍼灸治療が意味を持ちます。

それは厚さや形状を改善し(といっても厚さなどは測定してわかりますが質はやはり調べられません)フカフカな内膜で着床しやすい環境を整えるため、移植周期の月経時からの治療をおすすめしております。

ただ、たとえば例1 例2 の記事でも触れましたが、検査上なにもないとしても、このような素地があるままだと危ないなと思うことがありますので、検査で分かること分からないこと、東洋医学的にとらえられることを全て踏まえて考える事が、なかなか着床しない事例では必要だと思います。

 

そあら鍼灸院

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