- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
最近のコラムでは、「無意識」「意識」という言葉が並んでいますが、読者の方はわかりますよね?
説明すると、あなた様はクルマの運転をしている時、意識されて運転していないでしょう。「次はブレーキ踏まなきゃ。」とか意識されながら運転していないはず。ちょっと、道路に障害物があったとしたら、瞬時にブレーキを踏んでいるでしょう。そして、さっとハンドルもきっているはずです。
これは、「無意識」で運転しています。
と同様に、フラッと買い物に来たお客さまにも、
「ここは安いのか〜。」
「ここは品揃えが豊富。」
「ここにやって来るとワクワクするのよね。また、今度来よう。」
と「無意識」でもいいですから、思っていただくようにすることが、これからのお店に問われてきているところです。消費者の心理を活用して、お店の差別化にもつながりますよね。
ある女性が
「今は、金額がかなり下がっていて、どこも安くなっていますよね。一時期に比べるとお手頃価格のものが多くて。そうなると、なんだか自分の気持ちというかフィーリング!?そんなところで買っているんですよ。」
と教えていただいたことがあります。
「なんとなく、自分にあっているから。」
これまでは、「その商品があるから」とお店に行っていた人が多かったでしょう。これからは、
・なんとなく、自分の価値観にあう
自分のライフスタイル、「自分にあう」というお店を選ぶ人もこれから多くなると思います。お店のブランド価値とそれぞれの消費者の価値観が合致した時・・・。そこに経済活動が出てくるのです。
そこには、かつての「高級指向」というものが消えつつある背景もあります。また、お金をかけるところには、ちゃんとかけているけれど、後の日常品や食品は、とことん安くてもいい、と「仕分け型」の賢い消費者も現れています。そして、どこも同じように安いのなら、「自分にあうところで。」
という方が。
気をつけたいのが、ここには、「安い」という根底があるということです。その根底のもと、「自分のフィーリング」にあわせたお店選びをしている方々が、これから増えていくでしょう。
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