昔のマンションは、
現在のように敷地いっぱいに建物が建っていません。
敷地に対してゆったりと建物が建ち、
敷地内に公園があったりと、
余分なスペースがふんだんに取り込まれています。
昔の古き良き時代が持つ、
余裕がなせるわざでしょうか。
反対に現在の建物は、
敷地いっぱいに建てられ、
上へ上へと階数を伸ばしていきます。
少しでも多くの人が住めるように、
余分なスペースなど作ったりしません。
それが良いか悪いかは別にして、
あまり余裕がないように感じませんか?
話がそれてしまいましたが・・・。
このように築年数の古いマンションは、
建てようと思えば、
現代風のもっと大きな建物を建築することが出来ます。
所有者の数も少なく、
土地の持ち分も大きいですから、
もし再建築が決議されれば、
持分に応じて新しい部屋があてがわれたり、
金銭の保証を受けられたりします。
それを期待して、
わざわざ築の古いマンションを買う人もいる位です。
しかしマンションの建て替え決議は、
区分所有者の5分の4の賛成が必要です。
建て替えが必要な老朽化したマンションには、
当然高齢の人も住んでいます。
わざわざ一度引っ越して・・・
なんてことを簡単に承諾するとは思えません。
何気に建て替え決議はハードルが高いです。
期待するのはいいですが、
それを人生計画に組み込んでしまうのは危険ですね。
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