- 中沢 努
- パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
- 東京都
- コンサルタント・研修講師・講演講師
対象:顧客満足・コンプライアンス研修
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
皆さんは「何となく放置」って知っていますか?
◆ 挙動不審の男が目の前に現れたら、父親は子供を自分の後ろに隠します。
→ 気味が悪いからです。
◆ ジャガイモから芽が出ていたら、母親はそれを取り除いてカレーを作ります。
→ 毒だからです。
◆ 酔っ払いが車を運転していたら、周囲はその車を避けます。
→ 危ないからです。
◆ 乗ろうとしている船が紙や泥で出来ていたら、人はそんな船には乗ろうとしません。
→ 沈没するからです。
好ましくないものが目の前に現れた時、人はそれを避けようとします。
当たり前のことです。
では、私たちの、
◆ 「政治(選挙)に対する態度」はどうか?
→ 誰がやっても似たようなものだとどこかで思っているのに、「何となく」投票してしまっている。
◆ 「税金の使われ方に対する態度」はどうか?
→ 税金が無駄に使われているであろうことを知っているのに、自分一人ではどうにもならないと「何となく」放置してしまっている。
◆ 「社会の歪みに対する態度」はどうか?
→ 違和感を感じているのに、目の前のことをこなすことだけで一日が終わってしまい、「何となく」放置してしまっている。
人は当たり前に「酔っ払い」や「ジャガイモの芽」は避ける。
泥船の危うさにも当たり前に反応する。
でも「選挙」や「税金」や「社会の問題」は先送りし、放置する。
「何となく」やり過ごし、「何となく」反応しない。
しかし「無理」は「いつか破たん」します。
いずれ「どうにもならなくなる時」が来るのです。
その時、私やあなたは既に死んでいるでしょう。
その意味では、あなたには/私にも・・・「関係ない」。
でも、それは・・・
◆ あなたの「何となく」が将来の「何となくでは済まない悲劇」の要因となっていく。
◆ 私の「何となく」が将来の「何となくでは済まない悲劇」の要因となっていく。
「税金の浪費」や「社会の歪み」は問題です。
でも私たちの「何となく放置」はもっと大きな問題です。
「今の自分に直接関係ないから」という理由でやり過ごしてしまっている毎日。
そろそろ、この「何となく放置」という問題の大きさに本気で気付くべきです。
(無断転載や無断複製禁止)
中沢努 「人間としてのコンプライアンス原論」の内容をコラム用に書き換え
※ これは、弊社が行っている教育やコンサルティング で実際に使用しているものです。
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