- 久保田 正広
- 株式会社 FPバンク 代表取締役
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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家計改善のきっかに
住宅ローン借り換えの相談の中で最も多いものの一つに「返済がきつくなってきた!」というのがあります。実は最近そういうご相談が増えてきたので、その対処法について、お伝えします。心当たりのある方、どうぞご覧ください。
30代のAさんは今から5年前、特に審査に苦労する事もなく住宅ローンを組みマンションを購入しました。しかし、わずか5年で返済がきついと感じるようになってしまいました。
何故、こんな事になってしまったのでしょうか?
実は、いくつかの理由が重なっていることがわかりました。
まず、当時正社員として働いていた妻が、出産のため退職をしました。ちなみに当時の妻の年収は280万円でした。
次に、今年に入ってAさんのボーナスが減ってしまいました。
さらに、当時は無かったのですが、車を購入して毎月2.2万円のローンを組んでいたのです(残高35万円)。また、カードローンも毎月1万円(残高15万円)ありました。
最後に、肝心の住宅ローンですが、5年固定を選択したのですが、固定期間が終了し金利が上がってしまいました。市場金利がさほど上がっていないはずなのに1.2%も上昇しました。
調べたところ、Aさんは、金利優遇をうけていたのですが、「当初優遇型」だったのです。つまり最初の5年だけ優遇されていました。
以上4つが重なって、かなりきついと感じるようになってしまったのです。では早速、こうなってしまった時の対処方についてお伝えします。
まず、車のローンですが、できれば全額返済します。(そんなお金があるくらいなら苦労はないと思われた方、次回のコラムを参考にしてください。)
次に、借り換えですが、最初のローンは30年で組んだのですが、今回の借り換えを機会に通算で35年に延ばしました。これはできる銀行が限られているので注意が必要です。
金利優遇タイプについては、もちろん全期間優遇を選びました。
結果として、毎月5万円以上の収支改善となり、Aさんは今後毎年50万円ずつ繰り上げ返済をしていく予定です。
以上が借り換えに伴う、家計改善策ですがいかがでしょうか?自分でもできそうとお感じになられましたでしょうか?
車のローンとカードローンですが、返済資金は次回のコラムでお伝えします。
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