不動産の買取業者から連絡がありました。
用件はもちろん、
「買い取れる土地はありませんか?」
というものです。
事業用として買うので、
土地が大きく古家が建っていれば、
家を壊して土地を二つに分割。
整地して見栄えを良くしたうえで土地として販売します。
もしくは、新しく建物を建築して、
新築戸建てとして販売・・・のどちらかです。
現状建っている古家の状態が良いと、
リノベーションして
「リフォーム済み戸建」
として売り出すこともあります。
中古マンションを買い取って、
戸建と同じくリノベーションして売り出す業者さんも多いです。
買取業者にとって、
売主さんから売却の依頼を受けている不動産業者はお客さんです。
買取業者のビジネスモデルは非常にシンプルです。
「安く仕入れて高く売る」
物件を少しでも高く売りたいと思う売主さんにとっては、
あまりありがたくない存在かもしれません。
しかし、早急に現金を要する、再建築が出来ない、
土地が大きすぎて一般消費者だと手が出せない、
そんな時にはありがたい存在です。
「買取業者?安いんでしょ?」
と買取=安い、と決めつけている人がいますが、
必ずしもそうとは限りません。
中には一般消費者より高い金額で買うこともあります。
買取業者から提示された金額が、
高い安いかを判断するのは、
一般の売主さんにとっては難しいです。
仲介業者がお客さんからの反響や案内状況、
聞こえてくる評価などの売却プロセスを、
しっかりと売主さんに公開して納得出来るのであれば、
検討しても良いと思います。
買取業者に買ってもらうことが前提だと、
安値で丸めこまれる可能性もあるので要注意。
何事も信頼のおける担当者が必要です。
私自身、そうおかしな業者さんと出会ったことはありませんけどね。
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