庭づくり・家づくりのちょっとした良い話。vol.15<外の水回り編>

家の外回りには大体２か所の給水（蛇口）の場所があると思います。

だいたい駐車スペースの片隅に地面に収まったかたちで蓋を開けると使える様に
なっているものと家の脇に立っている立水栓で、水鉢等で水を貯められる様に
なっていて、靴等をよく洗ったものです。

こうした場所以外にもお庭であったり、数も1か所であったり3か所以上あったり、
場合によっては井戸もあるかと思いますが、
こうした水の場所が計画立てて設置されているかが問題なのです。

そして、また外部の水場を有効に利用することは暮らし方や
自宅での楽しみ方を高めてくれるのです。

車を洗車するときにはホースのさばきが悪いとイライラしますよね。
また、洗車する場所と水場が遠いのも使い勝手が悪いと言えますね。

出来れば新築時などにはしっかりと設計に組み込んでおく必要がありますが、
既存として水場が確定してしまっている場合には、改めて水場を設置しますと
予想外のコストが掛りますので、増設する場合には慎重に見積を依頼し、
現場視察と業者様との打合せを十分にして頂きたいと思います。

しかし、増設だけが問題の解ではありません。

例えば、
ホースリールや移動型立水栓などで十分ご対応することが出来るでしょうし、
しかも安価で設置にも特段費用も発生しません。
※一部商品には設置が難しく業者様にご依頼頂いた方が良い場合もあります。

毎日、外蛇口から水を利用すると言っても、その利用方法には規則であったり、
方法があるのです。
「例えば洗車に毎日使う」とか、「朝と夕には植物に水をあげる」とか、
地域や場所、職業や趣味によっては栽培した植物を洗うために利用されることも
あるでしょう。
むやみに水を使用することは基本的には無く、目的がしっかりしているものですので、
それぞれに合わせて水場を確保することです。

洗車時には近場の蛇口にホースリールをセットして巻き上げてあるホースを開放して
使用します。
この時ホースリールと蛇口の長さがあまり長くならない場所に置いて使用します。

また、お庭での植物への水やりには
移動型立水栓などを用いて日々の利用のために簡易的に設置出来るイメージで
ご利用頂ければ、ガーデニングデザインを崩すことも無いでしょう。
この他にもアイアンホースホルダー等を利用し、蛇口と利用場所の中継地点として
決めて設置すれば、ホースの収納に手間を煩わす事も無いでしょう。

お庭や家の外回りで水を使用することはその住環境に潤いをもたらしてくれ、
生命力を感じさせてくれる作業ではないかと思います。
そして、優しさを演出できるものだと思います。


ではでは。