内言によるエレンコス(問答) 講座 ‐その15‐ - コンプライアンス研修 - 専門家プロファイル

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中沢 努
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閲覧数順 2018年06月17日更新

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内言によるエレンコス(問答) 講座 ‐その15‐

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  1. 法人・ビジネス
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  3. コンプライアンス研修
中沢努 「<深く考える>序開き」 抜粋

     (注)内言=無音の心の中の言葉、エレンコス=反駁的な対話や問答

権力にうつつを抜かしている「あの政治家」と、拝金主義に染まった自分を恥じず守銭奴と化した自分を否定しない「あの企業家」に共通するものは何か?

それは、魂を売り渡したという意味において・・・「終わった人間である」ということだ。

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「思想に命をかけた女性 シモーヌ・ヴェーユ」

金や名誉など、俗なものに魂を売る人間は多い。
しかし、その逆のものに自分を預け、それを貫くために命をかけ、実際に死ぬ人間は少ない。

今日は、「悲惨」や「苦しみ」を理解するために自ら進んで心身を傷つけ、死んでいった哲学者の話しをしよう。

その哲学者の名前はシモーヌ・ヴェーユ。

1909年パリに生まれ、最後は入院先の病院で医師の説得を受け入れず食物を拒否し、飢餓同然で34という若さで死んだ女性である。
彼女はインテリであったが、体が病弱だった。言葉で言い表せぬほどの激しい痛みが伴う持病を常に抱えながら生きねばならなかった。

ヴェーユは、貧しさを心の底から味わうために哲学教授という身分を明かさずに労働者として工場で働いた。

さらに、第二次世界大戦の時代にはレジスタンス要員として祖国フランスへ行くことができなかった代わりにフランス国内で配給として支給されている量の食べ物しか口にせず、祖国の人間と同じ窮乏を自らに課した。

そして、最後は入院先の病院で医師の説得を受け入れず食物を拒否し、飢餓同然で34歳という若さで死んだ。

ギュスターブ・ティボンはこう言っている 
「彼女は、単に〈知ること〉と〈全精神をつくして知ること〉とのあいだには絶望的なへだたりがあることを知りつくしていたし、みずからそのへだたりを体験していた。彼女の人生の目的は、ただこのへだたりをなくすということにつきた。」

功利的にはこれほど馬鹿げた人生はないかもしれない。

私は、シモーヌ・ヴェーユの自己犠牲を美化するつもりはない。
しかし、ヴェーユの「自分の信念や思想を愚直に全うしたその生きざま」には心の底から共感する。

(出典)
http://profile.ne.jp/pf/pensee-tsutomu-nakazawa/c/c-47049/
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人間として終わっている、権力に現を抜かす「あの政治家」を、私は嫌悪し、軽蔑する。
人間として終わっている、守銭奴と化した「あの企業家」を、私は嫌悪し、軽蔑する。

しかし、どこか嫌悪きしれず、どこか軽蔑しきれない。
なぜなら、私も何かに魂を売ってしまっているような気がしてならない・・・もちろん人間として終わってしまうほど大きなものに魂を売り渡しているわけではないが、魂を売っているという意味において同類かもしれないと思う・・・からだ。

それは何か?
易きに流れる自分を許す「安逸心」だ。

そんな自分を感じた時、私は、シモーヌ・ヴェーユを思い出す。

「苦しみがなくなるようにとか、苦しみが少なくなるようにとか求めないこと。そうではなく、苦しみによって損なわれないようにと求めること」・・・彼女が自ら課した苦痛の中で言った言葉だ。

彼女は自分を甘やかしている私に迫り、その在り方を厳しく問い詰める。

ところで・・・
◆ あなたは「何かに魂を売っている自分」を感じることがあるだろうか?
◆ それを感じた時、あなたは、そんな自分を厳しく問い詰める「何か」を持っているだろうか?

さて、ここからが本題です。


内言によるエレンコス講座は、いわゆる「読み物」ではありません。
これは「思考の練習帳」です。
「自分に」問いかけ、「自分で」考えて下さい。

【ワーク1】
あなたは権力を欲していますか?

【ワーク2】
あなたは財を成すことを夢見ていますか?

【ワーク3】
そういう自分をどう思いますか?

【ワーク4】
あなたには「自分」というものがありますか?

【ワーク5】
それは「安易な自分」ですか?
それとも「克己的な自分」ですか?

(中沢努 http://www.pensee.co.jp/peculiarity/index.html 「<深く考える>序開き」の内容をコラム用に書き換え)

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