- 石塚 和彦
- 石塚和彦アトリエ一級建築士事務所 代表
- 北海道
- 建築家
対象:住宅設計・構造
今日は、夏らしい、晴れの一日。
札幌もやっと暖かい日が続くようになりました。
今年の5月は例年よりとても低温だったので、なんとなく、春を通り越してしまったみたいな気分です。
コラムもサボっていたので、少しさかのぼった話題を。
同じ専門学校の先生である、アトリエキミの君先生にお誘い頂き、4月下旬に東北の被災地に行く機会がありました。
短い期間ながら、被災住宅相談員として女川町に赴きました。
被災地の状況は、すでにメディアなどで繰り返し取り上げられているので言うまでもないですが、
その場所に立ってみて分かること・感じることがたくさんありました。
そして、地震と津波の被害の違い・自治体の違いで復興の状況がまったく違うことも驚きでした。
震災についてはすでに様々な意見があり、個人的にも思うことはたくさんありますが、
シンプルに言える事は、東北のその場所に、訪れるべきだということ。
直接的な支援やボランティアはすばらしいですが、個人的には、ただ見に行くだけでもよいのかと思います。
たくさんの人が訪れ、その場所に身をおいて初めて分かること・感じることがたくさんあって、
そこから、自ずと何かの変化やアクションが生まれるのだと思うのです。
僕も、日々の仕事や生活を滞りなく過すだけでも精一杯なのですが、
ココロの奥の何かが確実に変わった気がしています。
少しずつ、少しずつ。
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