最高の身だしなみ　6　～口臭編～

第一印象だけでなく、第二印象、第三印象、
ずっと好印象を与える対人コミュニケーションに欠かせないのが「身だしなみ」です。
 
五感の視覚、嗅覚、触覚の3つの感覚に訴えかけ、
好印象を与える「最高の身だしなみ　ボディ編　3」をご紹介しています。
 
今回は嗅覚に訴えかける「臭いのケアとエチケット＆マナー　口臭編」です。
 
嗅覚は順応性が高い感覚です。
口は鼻に近いところなので、自分の口臭に慣れてしまいます。
他人はどうでしょうか・・・
 
口の中には多くの細菌が棲んでいます。
主な口臭は、細菌が口の中の食べカスや粘膜などを分解する時に臭いを発生させています。
唾液が多ければ、食べカスや細菌を洗い流すことができます。
 
口臭には幾つか種類がありますが、重要なのは、他人に気づかれる口臭のです。
虫歯や歯周病（歯槽膿漏）、糖尿病など病気が原因の口臭や、
歯垢や舌苔、口内の唾液不足による乾燥、入れ歯に付く汚れ、薬の服用など、まだまだ沢山の口臭があります。
病気が原因の場合は、適切な医療機関の診察をおススメします。
 
自分の手をペロットなめて、その唾液を乾燥させてから嗅いでみてください。
どんな臭いがしますか？
口の中が乾燥すると口臭が強くなるのを感じてもらえると思います。
 
口臭は日々のケアが重要です。

◆ 口臭の臭い ◆
 
（日常的な2つのケア）
 
1.　口内を清潔にする
・正しい歯磨き（歯科医院でブラッシングを教えてもらうこともできます）
・舌苔の掃除
 
2.　唾液量を多くする
・1日3食の規則正しい食生活
（唾液が減少してしまう空腹時を少なくしましょう）
・食事のバランスを整えて噛みごたえのある食品の摂取
（例：やわらかい洋食より、根菜などが含まれる和食）
・体調管理と維持
（食事、睡眠、ストレスのバランスを保ち、病気を防ぎましょう）
 
（その他のケア）
 
日本茶、マウススプレー、マウスウォッシュ、タブレット、ガム、昆布、クエン酸などがありますが、これはあくまで一時的なケアになります。
 

歳をとると新陳代謝が衰えていくことで唾液の分泌量が減少します。
若いうちから気をつけていただきたいですね。
 
口内の細菌の中には、体内を清潔に保つための細菌も存在します。
強力な歯磨き粉や洗浄剤を使うと、良い細菌まで居なくなってしまいます。
良く噛む習慣をつけて、唾液量を増やすケアから初めてみませんか。
 
（エチケット＆マナー）
 
対面して話す、あくびをする、咳をする、呼吸をする時に、
口臭で相手に不快感を与えないようにしましょう。
商談や話し合い、コミュニケーションの妨げになることがあります。
 
 
 
最後に、実際にはほとんど臭っていないのに、
綺麗好きな方や以前口臭を指摘されたことがある方などは、過度に意識している方がいます。
正しいケアをしていれば問題ありません。

もし、悩んでいるようなら歯科医院で診察を受けることをおススメします。
医師から問題ないと言われれば安心しますよね。
 

・あなたが今日からやろうと思う口臭ケアは何ですか？