- 清水 康弘
- 株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
- 工務店
対象:新築工事・施工
14日(土)・15日(日)と杉並区で現場見学会があり、予約をされていた10組のお客様が来場されました。
土曜日は午後予定のお客様が来場されるまで時間が空きましたので、設計の田村、尾崎、施工の栗田、ekreaの近藤と私の5人で昼食に出かけました。
住宅街を抜け、JR中央線の駅に向かう途中に古びた蕎麦屋がありましたので、「ここへ入ろうや!」と5人で店に入りましたが、中はガラガラ。(不吉な予感?)
威勢よく「いらっしゃい!」と、声を掛けられる訳でもなく、少し怪しい雰囲気。(失敗だった?)
それでも尾崎と近藤は親子丼を、田村、栗田と私はかつ丼を注文しました。
しばらくすると少し黒っぽいかつ丼が先に出てきましたが、案の定、普通より相当しょっぱいかつ丼でしたが、食べられないことはなかったので、1/3くらい食べたところでしょうか、ようやく親子丼が運ばれてきました。
待ちわびた尾崎と近藤が食べようすると、
「この親子丼、何か臭うんだけど・・・変だなぁ?」(近藤は気にしながら食べ始めていましたが・・・)
どれどれと私も臭いをかぐと、やはり腐っているような相当迫力ある臭いがします。
厨房に戻った店主に、
「これ、鶏肉が古いのでは・・・?」と尾崎が声を掛けても、質問に答えるどころか、
「じゃ他のものと換えましょうか!」と高飛車でもなく、不思議な雰囲気で応答してきます。
一同その開き直った対応にどんどん薄気味悪くなっていき、言葉も失いがちに・・・。
結局、悩んだ末、尾崎は親子丼は食べずに(近藤は少し食べていましたが)、無難なもりそばを二枚注文しました。
もりそばが出てきた頃には、かつ丼(コチラは臭いはなかった)は食べ終えていましたので(少しは残しましたが)、二人が食べ終えるのを会話も弾まないまま待っていました。
そこでさらなる大事件が発生!
何ということでしょう!!!
栗田が座っていた椅子が突然崩壊し、彼が土間に転倒してしまったのです。
一瞬「何してんだ?栗田!親子丼のせいで皆が落ち込んでしまったので、笑わせてくれているのか?」と思いましたが、跡形もなくバラバラになった椅子の脚の残骸と、肘と腰を強打して痛がる栗田の様子をみて、「これは演技じゃない。」とすぐにわかりました。
しかし、そこで普通なら店主が「大丈夫でしたか?」とすっ飛んでくるはずですが、バラバラに破壊された椅子の脚を一本一本束ねて店の隅に片付けると、後ろの席にあった椅子を栗田に差し出すだけで全く悪びれた様子もなく、謝罪もしません。
(古いのだから仕方ないだろうということなのか、ただ単に能天気なのか理解に苦しむ5人)
「イテテテッ!」と何度も腰をさする栗田に向かい、他の4人は「大丈夫?」と小さく声を掛けながらも、店主に何を言っても無駄と、さらに言葉を失っていきます。
私は笑うこともできず、店主に文句を言える雰囲気でもなく、「ひょっとしたら、これってドッキリカメラじゃないのかなぁ?」と内心思っていましたが、結局はすべて現実の出来事でした。
尾崎と近藤がそばを食べ終わるやいなや、勘定を済ませすぐに席を立ちました。
そして日曜日に見学会に出てくれた栗田に、「腰は大丈夫だった?」と聞いたところ、「まだ、痛いっす!」と打身が本当に痛い様子でした。
「じゃあ今日も蕎麦屋でリベンジするか?」と私が声を掛けると、昨日行った蕎麦屋以外なら行くということでしたの、別の蕎麦屋に行き、普通に食べてきました。
尾崎は親子丼の呪縛から抜出せないらしく今日も親子丼を頼んでいました。
追伸:今日は当初から休む予定で、昨日親子丼の鶏肉を少し食べてしまった近藤のことを皆が心配しています。
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