- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
我々住宅ローンの借り手から考えると、借入金を返すということはリスクがありません。投資の考え方では無リスク資産といいます。この無リスクで運用できる利子率は=借入金利です。従って、借入金を返済することは3%の運用と同等の意味を持ちます。しかし返済が滞ると割り増しの利子を払わなければなりません。
借り手である我々が、住宅ローンの繰上げ返済をせずに、手元の余剰資金で投資・運用した場合、我々はどれだけリスク・プレミアムを乗せたら良いのでしょうか。一つは科してと同じく、1.372%を乗せてみましょう。
3.002%+1.372%=4.372%が期待収益率になります。
でも、国債で運用すると1.630%です。リスク・プレミアムは少なすぎますね。
通常株式市場でのリスク・プレミアムは5%といわれています。あれだけリスクが大きいのですから、リスク・プレミアムが高いのも当然です。現在の国債の金利に加えると6.630%になります。