No.150 投稿NO.1のレシピサイト｢クックパッド｣の企業理念と姿勢

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No.150 投稿世界NO.1のレシピサイト｢クックパッド｣の企業理念と姿勢
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン      2010.12.10

 ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』

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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

みなさまにご愛読いただき、ブランディングニュースも
今回で150号を迎えることができました。

そして、2010年も残り20日。
何かと忙しい師走ですが、最後まで気を引き締めて
新しい年を迎えたいものです。

さて、今回のブランディングニュースは、
「30代女性の3人に1人が利用する」
「600万人の女性に支持される」サイト
として一躍有名となったクックパッドを
クローズアップしたいと思います。

利用者自らがレシピや料理レポートを書き込める
投稿型レシピサイトとして1998年に開設。

それからも利用者は口コミなどで拡大し、
さらにはメディアでも多数出演。

今やレシピ数は89万件、訪問数も989万人に達しています。

無名のレシピ検索サイトは、10余年を経て
「誰もが一度は名前を耳にしたことがあるサイト」
へと成長を遂げました。

2009年に株式上場を果たし、
企業としても進化しつづけるクックパッド。

そんな中でも変わらないのは
社員一人一人も誇りとする経営理念と、
それに基づく企業姿勢です。

今回は弊社代表の澤田且成が、
クックパッドが貫く「ユーザビリティ」追求の姿勢と
その底流にある「確立した経営理念」
についてお伝えします。

クックパッド
http://cookpad.com/
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＜本日の内容＞
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例：
    投稿世界NO.1のレシピサイト｢クックパッド｣の企業理念と姿勢

[2] 編集後記

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[1]  "選ばれ続ける仕組み"の事例：
投稿世界NO.1のレシピサイト｢クックパッド｣の企業理念と姿勢
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■ 989万人に支持される理由

いまや投稿数は世界No.1。
989万人に支持される料理レシピサイトが
「クックパッド」です。

「600万人の女性に支持される『クックパッド』というビジネス」
（上阪徹著　角川SSC新書）という書籍では、
30代女性の4人に1人がクックパッドを使用していると
書かれています。

まさに日本最大級の料理サイトですね。


そのクックパッドをクローズアップする前に
一点、皆様と考えたいことがあります。

それは、日常から料理をする方が
毎日のようにレシピ検索を使うのか？という疑問です。

仕事や家事の合間を縫って毎日のように料理をする人は
「馴れないメニューを料理するとき」
「調味料の分量を忘れたとき」
に確認する程度で、
毎日のように検索する人は少ないと思います。

こうなるとレシピは「データが掲載されていればOK」であり
広告を除き利益を生み出すことは考えにくいものです。

いまやクックパッドに後押しされるように、
工夫を凝らしてレシピを紹介する様々なサイトを多数見かけますが、

それまでは食品メーカーなどが
消費者へのサービスや自社商品をPRする一環として
料理レシピのページを設けるのみでした。


そんな中、1998年に産声を上げたクックパッドは
「毎日の料理を楽しみにすることで、心からの笑顔を増やす」。
との経営理念を掲げて出発します。

まるで料理レシピの本や雑誌を見るような感覚で、
サクサクとレシピを見て選べる手軽さ。

利用者にとっては、当たり前と感じてしまう
「使いやすさ」を表すユーザビリティという考え方。
クックパッドはここに着目し、ひたすら注力してきました。

さらには投稿・参加型サイトとして運営し、
時代のニーズに乗って、多くのファンを生み出すことになるのです。


自ら考えたレシピを書き込み、
それを作った人がレポートする。

時にはアレンジメニューや手間を省くヒントが追記される。

そんな利用者同士がコミュニケ―ションを取れる“場”として
着実に利用者を拡大していきました。


こうした「さりげない快適さ」と
「女性の心をキャッチするサイト構築」で
着実にファンを増やしつづけ、
現在のように成長を遂げたのです。

この「ユーザビリティ」という点を、
もう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。

続きはこちら。

⇒　http://www.id10.jp/node/283