- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
No.145 価格は下げても価値は下げない。ギルトと取引する理由。
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ブランディング・ブランド戦略パートナーのアイディーテンジャパン
(http://www.id10.jp)は中小企業のブランド戦略を支援しています。
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No.145 価格は下げても“価値”は下げない。
高級ブランドが米・ギルトと取引する理由。
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2010.10.20
ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』
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【お知らせ:本日開催!ブランディングセミナー】
『ゼロからはじめる企業ブランドのつくり方』
“ひきつける力”“売る力”“信頼される力”を強化する
企業ブランディングは何をすればいいのか?
ゼロからはじめる実行プロセス
日時:2010年10月20日(水)18:30~20:30(120分)
場所:東京国際フォーラム
定員:先着20名 満員御礼
⇒ http://www.id10.jp/seminar/274
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
あれほど暑かった日が遠く感じるほど、
すっかり秋も深まってきました。
今は過ごしやすい気候ですが、
早朝の肌寒さに、すぐ冬が訪れそうな気配さえ感じます。
もちろん、今はデパートや服飾店、ブティック、
ファッション専門店に冬物衣料がズラリ。
着こなしを楽しめる季節を前に、
今年のトレンドや高級ブランドの新アイテムを見ると
財布の紐も少しずつ緩みそうですね。
今回は、高級ブランドファンにはたまらない、
招待会員制の高級ブランド通販サイト「ギルト」を
ブランディングの角度からフォーカスします。
世界の有名ブランド商品を、50~80%の割引価格で
購入できるのが、ギルトの最大の魅力。
会員からの招待がなければ入会できない
システムでありながら、すでに日本だけで
約40万人が利用する通販サイトに成長しました。
「価格=価値」の各ブランドにとって、
一歩間違えれば、ブランドそのものを崩壊させるのが
割引販売。
大手ECサイトには卸さないブランドまでもが、
なぜギルトにアイテムを販売させるのか?
その理由を、
弊社代表の澤田且成がブランディングのアプローチから
お伝えしたいと思います。
ギルト・グループ
http://www.gilt.jp/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
価格は下げても“価値”は下げない。高級ブランドが米ギルトと取引する理由
[2] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
価格は下げても“価値”は下げない。高級ブランドが米ギルトと取引する理由
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■ 「不況だからこそ成長する」ギルトの強み
「BVLGARI」「LOUIS VUITTON」「D&G」・・・
世界的に有名な高級ブランドのアイテムを、
最大80%の割引価格で販売する米・ギルト社。
2007年の起業から、わずか2年で日本進出を果たし、
売上は09年時点で170億円にまで成長を遂げています。
なぜ、ここまで成長を遂げることができたのか?
この問いから、ギルトの特徴を検証していきたいと思います。
一つには、通販業界全体に当てはまることですが
「不況」への強さです。
不況時には、下記の傾向が顕著になります。
1. 余暇にかけるコストが抑制され、家で過ごす人が増加する。
=インターネット、また通販サイトの閲覧者が増える。
2. 一つの商品を購入する際の価格意識が強まる。
→実店舗よりも価格競争力のある通販での購入機会が増える。
もう一つは、「日本人はブランド好き」という事実。
バブル崩壊を経て、今も好況感はありませんが、
それでも女子高生にもなれば、高級ブランドアイテムを
一つはもっているのが一般的です。
現に、ギルトも日本進出後、
会員数の増加とともに売上を伸ばし、
アイテムは出品後、わずか数時間で売り切れることもしばしばです。
しかし、これだけでは
高級ブランドを扱って売上を伸ばすことはできません。
なぜなら、
ブランドの多くは、インターネット通販サイトに卸さない、
あるいは、卸す数量や店舗を制限しているからです。
続きはこちらから
⇒ http://www.id10.jp/node/278
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