名刺交換の夢からの連想＠夢分析

前回のコラムに掲載させていただきました夢の夢分析です。
夢の内容から再掲致します。

夢の内容：

何かのワークショップに参加しています。色々な職種の人が参加していますので私の仕事のカウンセリング・夢分析や心理療法のワークショップではないかもしれません。

皆さんが名刺交換を始めましたが私はその輪に加わりません。そのうち以前に一度名刺交換をした女性から再び名刺交換をお願いされ、その旨を伝えてお断りしますと謝罪されます。

今度は保育士か保健士の女性から名刺交換を頼まれます。続いて昨日（ということは泊りがけのワークショップのようです）名刺を渡した大学生の男性からフルネームを聞かれ「昨日名刺を渡したのに忘れているのか」と不快に感じました。

夢からの連想：

まず最初に夢から連想されることをすべて書き留めていきます。

※クライエントさんの夢分析でも夢の内容をお話いただいた後に夢から感じられたことをお尋ね致しますし、夢診断でも夢の内容をお聞きした後、私の解釈をお伝えする前にやはり夢から感じられたことをお尋ねします。
これは夢から連想されることはすべて何らかの意味で夢と繋がりがあると考えられ、また夢の連想内容には夢占いや夢事典のような一般的な意味合いではなく、夢を見た人（以下「夢見手」と略称）にとって極めて個人的な意味が秘められていると考えられるためです。
そして夢を占い（夢占い）のように楽しむのではなく、困難に直面している人生を変えるために夢の意味を知ろうとしている人には夢占いや夢事典のような一般的な意味合いが役に立つことは滅多になく、そのような方の人生を変化させるような深い洞察を得るためには夢の個人的な意味を知る必要があると考えられるためです。

話を夢分析に戻させていただきます。

「皆さんが名刺交換を始めましたが私はその輪に加わりません」
この夢の部分からまだ本格的に心理カウンセリングの勉強を始める前の若い頃の記憶が思い出されました。それは次のような過去の出来事の記憶でした。

ヒーリングショップで友人とその知人の人達と待ち合わせした後にカフェでみんなでお茶をしたのですが、そのときの私は急に不快な感じを感じ始め、その不快な感じを探求するために内省しなければならないと考え、場違いにも急に瞑想を始めてしまいました。
（当時の私はユング心理学やプロセス指向心理学などのスピリチュアルな心理学に傾倒していたことも一因*ですが、友人が当惑したのは言うまでもありません）

*このように書きますとユング心理学やプロセス指向心理学に問題があるような印象を与えてしまうといけませんので補足させていただきますが、ユング心理学やプロセス指向心理学を学ばれていらっしゃるほとんどの方は、当時の私のように場所もわきまえずに人前でいきなり瞑想を始めたりはしません。
詳しくは次回の夢分析の続きで書かせていただきますが、これはひとえに私個人の性格的な問題の表れであって、ユング心理学やプロセス指向心理学は独りよがりで非適応的な自分の考え方を合理化するために利用されたに過ぎません。

「以前に一度名刺交換をした女性から再び名刺交換をお願いされ」
この夢の部分から少し前に夢の中のこの女性と同じことを私自身がしてしまったことが思い出されました。
（その方にはメールで失礼をお詫び致しました）

「二つの名刺交換への反応の違い」
最初の女性との名刺交換とその後の大学生の男性との名刺交換は「以前に名刺交換したことを忘れられている」という点では同じはずですが、夢の中では大学生の男性に対してだけ不快感を感じています。
これはなぜだろうとの疑問が湧きました。

二つの名刺交換への反応の違いをさらに夢分析：

そこで夢のこの二つの名刺交換への反応の違いについてさらに夢分析することに致しましたが、こちらにつきましては長くなりそうですので別のコラムに改めさせていただきます。
細切れになり分かりづらくて大変申し訳ございませんが、次回の夢分析の続きにご期待ください。

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