●いつも一緒だと息がつまる? 一人部屋再考 その4
最近の住まいは、個室形態が減り、1ルーム方のLDKなどが増えてきました。
そういった中「逆にいつも一緒というのも息がつまりそうで・・・」という方も
おられます。確かにそのように考えると一人部屋というものが必要不可欠のようにも
思えます。
しかし、この本質は一人部屋があったとしても解決できる事ではありません。
なぜなら、「本来一緒にいて、和むだけの家族の絆を育んでいない」からです。
ちょっと心苦しく聞える化も知れませんがこういった状況で、一人部屋があった
としても、余計家族の心が離れ離れになることは目に見えています。
「でも、一緒にいるからと言っても息がつまりそうなのは解決できないわよ」
という方もいるでしょう。
そういった方にお薦めなのは、「5分でもいいから一人の時間を作る」という方法
です。出来れば1時間くらい一人の時間が出来ると随分違います。
このように考えると一人の時間は別段一人部屋ではなくても取ることは可能です。
逆に言うと「家族同士でお互いの時間を作る」という約束をすればそれで十分
解決できるでしょう。これが習慣づくと、とてもリラックスできるようになる
でしょう。
このコラムの執筆専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
082-207-0888
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