●一人部屋再考 その2 個を大切にする、の勘違い
一人部屋再考とワープロで書こうとしたら「一人部屋最高」と変換され、我ながら
笑ってしまいました(笑)。
さて、今回のその2では「でも、個を大切にするなら一人部屋は大切なのでは?」
という問いにお答えしたいと思います。
個というものを考えると人は自然と「一人でいることを尊重する」「人間として
尊重して個人の空間を持つべきだ」というふうに考えがちです。
確かにその感覚もあるのは自然でしょう。
しかし、個=オリジナリティを育むには、本来「人と触れ合う」ことから生まれます。
なぜなら、人は「人と触れ合う」ことで、自分らしさに気づいていくからです。
そのように考えると、子供の頃から「個」を育んでいくためには、''「人と触れ合う」
リビングルームで家族で和気あいあいするのが一番ベター''でしょう。もちろん一人で
いる時間も大切ではありますが、今の住環境では子供が一人でいる時間が長すぎる
傾向があります。そのあたりを家族で再考するのも良いともいますよ。
それが最高です(笑)。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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