住まいは、暮らし始めてから、さまざまな症状に直面することがあります。
床の音鳴り、水漏れ、雨漏り・・・・。
クロスのハガレなどの美観的な部分であれば、其々の主観的により、
「気になる、気にならない」
で片付くことができます。
しかし、水漏れや雨漏りではそうはいきませんよね。
住まいは、「買う時、暮し始めてから」
この2つが、住宅では大切なことです。
ということで、
今回は暮らし始めてからの住まいの不具合について書いてみました。
長文となるので2回に分けてUPしますね。
■床の音鳴り
一番多い、不具合ではないでしょうか?
フリーリングの経年変化による軋み。
表面から注射器のような器具で接着材を注入し直します。
戸建の場合、
大引が変形し、隙間が発生することでの音鳴り。
今はジャッキタイプの束が一般的でもありますので、
床下にもぐり調整し音鳴りを抑えます。
マンションの場合、
ユニットフロアー(二重床)のパーチクルボードとフローリングの隙間
また、柱脚との隙間。
柱脚との隙間の場合はフローリングを剥がして補修しなくてはいけない
場合もあるので厄介です。
表面的な音鳴りであれば、補修は比較的容易です。
フローリングは新築間もない頃は、動きが大きいこともあり、
急激な収縮などにより音鳴りが発生しやすいこともあります。
床の音鳴りの性質により、
スグに補修が必要でなく様子をみること、また
補修を必要とするものに分けれます。
床の音鳴りが感じたら、アフターサービスにご相談を!
■クロスの隙間、ハガレ、
暮らし始めてから、必ず発生するクロスの不具合。
不具合と言って良いかわかりませんが、
クロスは特に冬場、隙間が発生してきます。
また、天井付近のクロスが剥がれてきます。
どんな家でも必ずあるクロスの不具合です。
特に冬場に気なることがほとんどです。
クロスが収縮し隙間が目立つ、
加湿器の使用などにより、蒸気の影響でクロスの接着が
剥がれてる、また浮きが発生する。
また、窓周り、洗面室は湿気の帯びやすいこともあり、
クロスのはく離の原因ともなっています。
これを、極力少なくするには、
最初のクロスの貼り方も大切です。
端部の処理をしっかり接着させる。
隙間がないように納める。
このようなことでも、
クロスのはく離をおくらせることができます。
最初の引渡し前のチェックにて、
美観的には全く支障のない場所、
ドア横、上の処理に注意してみることも大切ですね。
クロスの経年変化による隙間やハガレであれば、
アフターサービス内の範囲において、是正をしてくれる、
ことがほとんどです。
是非、新築当初は、意識してみてください。
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