契約までの期間 - 戸建てかマンションか - 専門家プロファイル

野城 郁朗
株式会社アスナロデザイン 代表
不動産コンサルタント
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契約までの期間

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マンションか戸建か

この家に決めようと考えてから、
契約までどれくらいの日数でしたか?

 
よくこのような声を聞きます。
「数千万円のものを買うのに、考える時間がない」
しかし、
“この日までに契約をしてくれないと待っている人がいるので・・・”
こんな営業トークもあり、
申し込みから、1週間~2週間くらいで契約するのが通常です。

 
「契約」という大きな決断。
この決断するための検討時間としては短い。
おそらく、こんな印象をもたれている方も多いと思います。
私は、契約までの日数は、2週間くらいは妥当であると考えています。

 
申し込み後の流れとしては、
融資の仮審査、
次の週に重要事項の読み合わせ、契約内容の確認。
ここで、自分にとってふさわしくない内容であれば契約に進むのをやめる。
また、契約書類の内容をしっかり把握をして契約へ進む。
これが、申し込み後の流れです。

 
申し込み後は、契約内容の確認をすることが重要で、
パンフ、モデルルールの内容や、住環境などに迷う期間ではありません。
しかし、実際は申し込み後になってから、
物件についての不安や疑問が発生することが多いようです。
人ごとではなく、私もそうですが、
「申し込み→契約」となることで、購入が現実的になり、
急に不安や迷いが生じるのだと思います。

 
もし、申し込み前に、物件について納得したうえであれば、
契約までの期間として特段に短いと思うことは少なくなるのではないでしょうか?
ということは、申し込み前に、「何をすべきであるのか?」
これがとっても大切になってくるということです。

  
「何をするべきか?」
というと、色々なことをしないといけない。
このように思うかもしれません。
でも、そんなに難しく考える必要はありません。
先ず、家がほしいと思ったら、下記のようなことから初めてみてください。

 
<本を買う。>
本は一冊ぐらい買って読んでください。
自分自身にとって読みやすいと思う一冊でいいと思います。
部分的にピックアップされている本ではなくて、
買い方、ローン、引渡しまでの内容が書かれている本がいいですね。

 
<ネットで調べる。>
何を調べるのか?ただ漠然と調べてもいけません。
余計な情報が目に飛び込んでくるだけです。
パンフなどの情報源から気になる部分だけでいいと思います。
また、本、同様に、自分自信にとって観やすい、楽しい情報サイトを見つける。

 
<ライフスタイルの確認>
動機 「なんで家がほしいのか?」
家族像「家族にとって暮しやすい街、家」

 
簡単に書いていますが、真剣に本を読む、パンフなどを観ないと、
おそらく気になる部分もでてこないと思います。
目的としては、早い段階で、疑問点、心配点を出すことです。
そして、それをクリアーにいていくこと。
注意点は、たくさんのネット情報や本にのめりこまないことですね。
情報源が多すぎると、結果、決断しづらい状況になってしまうおそれがあります。

 
このようなことをするだけでも、
自分自身にあった住まいにたどり着けると思いますよ。
そして、申し込み時には、十分気持ちは整理されて、
安心して契約の流れについていける思います。

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