契約をなぜ急ぐ?
「来週に契約してほしい」と言われた。
「えっ! 来週! 早くない?」
遅かれ早かれ、契約書に印鑑を押すつもりだが、
いきなり来週と言われると誰でもビックリします。
一瞬、退きますよね。
更に「今週木曜日までに手付金100万円を振り込んでください。」
といわれると、
・お金のこと、
・本当にいいのかこの家で!
・住宅ローン大丈夫か、
頭の中はグルグル回転してしまいます。
そして、押し付けられるような気がして、
不信感さえ感じるようになってしまうこともあります。
何で急ぐのか?2つの理由があります。
ひとつ目は、他に意識を、向けさせないためです。
契約までの期間を長くすれば、当然ながら、目移りします。
他に意識を、いかせないための防止策でもあります。
2つ目は販売に影響しかねます。
例えば、1ヶ月も保留して、結局は契約しないとなれば、どうでしょう?
その間に、他のお客様が訪れて、契約したかもしれません。
販売者側としては、リスクとなる可能性があるのです。
(基本的には申し込みの有効期限は10日ほどです。)
販売側は契約することが使命ですので
買い手側との温度差があるのは仕方ないことかもしれませんね。
最初からこの温度差を受けて入れてしまうと、
買い手側はうんと楽になるかもしれません。
「契約は来週で!」
「手付金100万円を用意してください」
“おっ!きたきた!!”なんて、
楽しんでしまうといいかもしれませんね。
気持ちも楽になりませんか?
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