坪単価 - 新築工事・施工全般 - 専門家プロファイル

米山 哲夫
有限会社家づくり舎ファミリー 代表取締役
埼玉県
建築家

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対象:新築工事・施工

小川 勇人
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志田 茂
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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坪単価×建築坪数=建築費

この計算で、家の予算を出す事は可能でしょうか?

仕様が決まっていれば可能ですか?

 

家族の数だけ家づくりはあります。

たとえ使う材料が決まっていて同じ坪数の家でも

間取りが違えば、

 

部屋数・ドア数・サッシの数・外観・凹凸も違います。

 

ドアが1ヶ所増えるだけで、5万円高くなる場合もあります。

 

サッシが小さくなることで、10万円安くなる場合もあります。

 

家の形が違えば、外壁の施工面積も変わります。

 

屋根の形状が複雑であれば、手間がかかります。

 

部屋数が増えれば壁面積や下地材料・施工手間が増えます。

 

 

なぜ、こんな複雑な建築費を

坪単価×建築坪数=建築費

で計算してしまうのでしょうか?

 

簡単に言えば、どんぶり勘定です。

 

20年くらい前はどんぶり勘定でも利益率が高かった為

経営が成り立ちました。

 

しかし、今は価格競争・値引き合戦により

適当では赤字になってしまいます。

 

そこで、一部の会社が考えた打開策は

工事店への坪単価発注という方法。

 

屋根工事店・外壁工事店など坪数と比例しない工事費も

下請け業者に協力してもらい、坪数×坪単価=工事費を

成り立たせてしまいました。

 

元請けの適当さを、下請けの工事店に擦り付けてしまったのです。

 

責任のある職人は、このような仕事を請けませんが

職人の余る時代、生活の為 

赤字覚悟で仕事を請ける職人・下請け会社がある事も事実です。

 

さらに、赤字続きでは倒産してしまいますので 

手を抜く・技術の乏しい職人を安く使うという方法まで出てきてしまいました。

 

『でも価格が解からないと決められない』

当然です。

 

当社も『家族を大切にする人にお勧め仕様』と参考坪単価表を提示しています。

しかし、概算見積もりを出す時に予算のかかりそうな場合は

その内容も説明して予算提案をします。

 

その後、詳細図に入ってから

材料すべてを計算して詳細見積もりを提示させていただいています。

 

家づくりのパートナーを探すのは本当に大変ですが、

あなたの立場で、予算を含めて考えてくれる人との家づくりをお勧めします。

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