信託財産留保額
投資信託を解約するときに徴収される費用です。中途換金を行う受益者に負担してもらう一種のペナルティー費用に関わる制度のことです。
投資信託が解約されると、ファンドマネージャーは、ファンドが組み入れている株式や債券などを売却して、投資家に渡す現金を確保しなければなりません。このためには、売却費用が発生します。この費用について、残された投資家だけが負担するのではなく、解約した人にも負担してもらい、投資家間の公平性を図るために途中換金によって解約した投資家から徴収するものが信託財産留保額です。この留保額はその投資信託の信託財産に留保され、基準価格や分配金に反映されます。
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- (東京都 / 税理士)
- 大手町会計事務所 代表税理士
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