- 沼田 順
- Office JUN 代表
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対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
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最近は固定金利に動きがあり、固定金利のことばかり書いていましたので、
今回は今後の変動金利の行方について書きたいと思います。
少し前になりますが、9月7日に日本銀行の金融政策決定会合があり、
変動金利の指標となる政策金利は全員一致で0.1%に据え置かれることになりました。
日本銀行としては、何としてもこの水準は維持したいようですので、
今後もさらに急激な円高が進むなどの特段の事情がなければ、
政策金利は0.1%が下限のようです。
では、この政策金利をいつ引き上げるかですが、
現状ではまったく見通しが立たないのが現実です。
基本的に金利を引き上げるタイミングはゆるやかに
物価が上昇しているインフレの時期に行います。
しかし、現在の日本においては、円高の影響による輸入物価の
引き下げ圧力も加わり、物価が下落するデフレ基調が続いています。
このような状態で政策金利を引き上げる可能性は皆無に近く、
現状維持が精一杯だろうとみています。
話がそれますが、今後はこの円高を活かして、中国のように
日本も積極的な資源外交に走るなど、政府企業が一体となり、
円高を逆に有効活用する方策を模索して欲しいと思います。
そうなれば、円高の威力を知った投機筋が円を売りに動くと思うのですが、
残念ながらそのような動きはまったく見られません。
沼田 順(CFP)
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