住宅メーカーの設計者 - 戸建て住宅売買 - 専門家プロファイル

野城 郁朗
株式会社アスナロデザイン 代表
不動産コンサルタント
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住宅メーカーの設計者

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マンションか戸建か 一戸建て

前回は住宅メーカーの営業について書いたので、
今回は「住宅メーカーの設計者」について書きたいと思います。

 
「なんで、こんなかたちになってしまうの?」
「この間取り考えられない!!」
「話づらくて、緊張してしまう。」 
「何を考えているのか、わからない・・・」

 
住宅メーカーにおいては、設計者へのクレームはもっと多いのです。

 
先ず、設計者にも様々な得意分野があります。
住宅、商業施設、オフィス、学校、病院・・・・・
大きな建物に携わる設計の方は、
戸建住宅は簡単と思っている方が多いと思います。
構造の考え方や法規などは、範囲が狭いので、
確かに簡単な分野でもあるともいえます。

 
しかし、注文戸建住宅は意外と難しいのです。
何が難しいのか?
「エンドユーザーのそれぞれの想いを形にする」
そして「お互いの相性の良し悪し」これが大きく影響します。
「相性が合わないと良い家ができない」
言い切っても過言ではありません。

 
よく、住宅業界はクレーム産業と言われています。
この原因の8割は、コミュニケーション不足なのです。
住宅メーカーの設計は、たくさんのお客様と接していますから、
経験のある人は、初対面で何となく合わない人がわかります。

そう思うと、構えてしまい、
お客様から、なるべく遠くで接したい気持ちになるのです。

 
しかし、これが、逆効果。
構えてしまうお客様ほど、連絡の頻度も少なくなりますから、
意思の疎通が、うまくいかずに行き違いが起こりやすくなります。
そして、クレームに発展するのです。

 
一度、クレームになると、関係を修正するのは難しく、
さらに、設計者は構えてしまい、大クレームになり、
「設計担当を替えてくれ」というような事態に発展します。

 
しかし、お客様としては、意思の疎通があまりできない人と
いつまでも、担当者でいるよりはよいはずです。
住宅メーカーなら、担当者の交代で済みますが、
設計事務所に依頼した場合には、簡単には事は進みません。

 
「相性の合う人を探す」
これが、家づくりには大切なことなのですが、
これが、もっとも難題です。

 
・最初の印象は良かったけど、だんだん付き合いにくくなった
・最初は無口の印象だったけど、付き合うと様々なことを提案してくれてよい

 
最初の印象だけでは、判断できないこともありますし・・・・。
でも、お客様ははっきり言うべきですね。
人格を疑うような発言はいけませんが、
不満に思っていることは伝えるべきだと思います。
「~してほしい」ということを。

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