第4部1回ＰＲ講座～成功事例編　カレーうどん革新ラボ<前編>

［成功事例編１］カレーうどん革新ラボ＜前編＞

　これまでマーケティングＰＲの理論を説明してきましたが、

今月は私・井上岳久がプロデュースしてきた成功事例を紹介したいと思います。

　最近の新しい成功例としては、

2010年６月に１ヶ月間、銀座に期間限定オープンした「カレーうどん革新ラボ」が挙げられます。

これは私が発起人を務める「カレーうどん１００年革新プロジェクト」の一環で、そのメンバーから持ち上がった企画です。

６つの店舗が集合した日本初の「カレーうどん専門スポット」で、カレーうどんのテーマパークともいえる施設の誕生でした。

　オープンの前日に実施したマスコミ向けの内覧会には、75社１００名ものマスコミ関係者が集まり、

内覧会の時間を延長するほどの賑わいでした。多種類のカレーうどんを試食できるため、

皆さん大いに舌鼓を打っていました。そして、その結果、『ズームイン!!サタデー』（日本テレビ系）や『Ｎスタ』（ＴＢＳ系）、

『めざましテレビ』（フジテレビ系）などキー局のテレビ10番組で紹介された他、Ｊ－ＷＡＶＥや「朝日新聞」、「日経新聞」、

「東京ウォーカー」など数々のメディアで取り上げられることに成功しました。特筆すべきは、６月２日は民主党の鳩山

由紀夫・小沢一郎両氏の辞任発表日だったにも関わらず、これだけ多くの露出につながったことです。大きなニュースが

入ると企画が飛んでしまうことが多い中で、充分健闘したといえるでしょう。

　もちろん、そのために、私はいくつかの話題作りをしました。最初に持ちかけられた時はカレーうどん店１店だけの飲食

店企画だったのを、複数のカレーうどんの名店に声をかけ、様々なカレーうどんが食べ比ができるエンターテイメント要

素を加えました。

　またネーミングも研究所の意味を持つ「ラボ」とし、会場内ではカレーの飛び跳ね防止用に、簡易防護服を貸出したりし

ました。メディアを引き付けるにはやはり、何か“面白そう”なアイデアが必要なのです。

井上戦略PRコンサルティング事務所http://www.mk-pr.jp/