昼間の最高気温の更新かとおぼしき、灼熱のお盆休みあけ。
建物の建替工事にさきだつ 既存建物の解体作業がつづく。
職人さんたちには、ほんとに、ごくろうさま である。
この既存建物。15坪あまりの敷地に ほぼ目一杯建ってる。
この状態では、ボーリングなど地質調査は現地では不可能。
その地質調査の報告書の添付が義務づけられた 建築確認。
そう
更地にして、地質調査して、それから設計しろよ ってか?
その間、建て主は ずーっと引っ越してろ ってことなの?
‥耐震偽装事件を端した、設計者性悪説 の発想のツケだ。
お役人さん にも さすがにあんまりだ ということでか
建築確認済証 は いただき、着工までに地質調査報告書
をキッチリ提出するとのことで、落着。
基礎は、近隣の地盤データの中で最悪の状態を想定し設計。
設計変更は、少なくとも補強の方へは出ないはずだ。
あとは、
設計者である私と、パートナーである構造設計者との責任。
これが、本来のことじゃ、ありませんか。
※所管の特定行政庁により、対応が違うことがありますので
実際の場合は、そのつど確認のこと。
このコラムの執筆専門家

- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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