- 福本 省三
- 兵庫県
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
ここ数年国交省の統計によると、新築工事が減りリフォームが増えてきています。
数年後には市場が逆転するのではないかとも言われていますが、私の仕事の内容もリフォームの相談が多くなってきており実感しています。
ただ、新築は建設業の許可などのハードルがあり、新築の出来る業者さんというのは最低限の技術力があります。
反面リフォームは請負額が小さい場合は、建設業の許可も必要でなく誰でもやれる仕事なので、あまり技術力がない業者が入り込んでしまいがちです。(金額の大小に関わらず構造を触る場合は建設業などの許可を求めるようにすれば良いと思いますが)
金額が小さい場合でも、壁を撤去して間取りを変更したりする事がありますが、それが耐力壁なのかどうかも確かめない業者もいます。
特に木造住宅というのは、壁の剛性で持っているわけではなくどちらかというと耐力壁のバランスで成り立っているようなものですから、僕ら建築士の目から見るとかなり怖いことをやっています。
間取りが良くなり使い勝手が良くなる事は良いことですが、構造が弱くなってはせっかくのリフォームの意味がありません。
今年、瑕疵担保保険のリフォーム番が出来ました。まだ利用が少ないようですが、リフォーム工事によって構造的な瑕疵や雨漏りが生じた場合保険金によって直す事が可能になります。
この制度自体知らない業者さんも居るようですのでリフォームされる場合は一度業者の方に利用可能か問い合わせされることをお勧めします。
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