- 福田 幸治
- 代表取締役
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:対象者別研修
- 松本 耕二
- (研修講師)
- 松本 耕二
- (研修講師)
どんな研修方法でも弱点はあります。
短期間・中期間・長期間、それぞれどのように考え、研修を行っていくか?
現在のやり方での長所と短所、これらを正しく理解していなければなりません。
e-learningは、決してすべてを解決してくれる方法ではありませんが、
短期間も中期間も長期間も考えたプログラムをしっかり考えれば、
集合研修などと比べて、効果は優れ、費用も抑えられると思います。
テレビでマクドナルドさんの研修をDSで行っているという紹介を行っていました。
これも一種のe-learningです。
これで研修費用は、年間、億単位で経費削減でき、効果も非常に満足のいくものが
得られているということでした。
私としては、非常に納得です。
e-learningの弱点は、まず日本人の性質にあります。
海外では、e-learningが、非常に普及しました。
それはなぜか?
外国の人は、パソコンに向かって、長時間、画面内の字を読むことが苦ではないからです。
日本人は、パソコンで作業することは苦ではありませんが、
長時間、ただ字を読むことは、非常に苦痛になります。
以前、海外の某大手商社のe-learningコンテンツをお手伝いしたことがありましたが、
文字だらけのPDFファイルにナレーションが流れるというとてもシンプルなものでしたが、
海外の人はそれで十分だそうです。
日本人には、これは、間違いなく眠くなるでしょう。
またe-learnningと聞くと、システム的なことを考える方も少なくないでしょう。
日本に出始めたときは、自社でパワーポイントなどのコンテンツをいつでも更新できて、
管理者は一括管理できるというものでした。
しかし、コンテンツ制作のプロではない方に、魅せて学ばせるコンテンツがパワーポイントで
作れるのでしょうか?
また、そこまで、会社内のすべての人の教育状況を把握させるためにかかる経費は、
どう考えているのでしょう?
こういった面をあまり考えずに、e-learningを導入して、上手に運用できなかった企業様は、
結構います。
例えば、学校の勉強を思い浮かべて下さい。
教科書や参考書が違うだけで、わかりやすかったり、勉強が楽しくなったりしますよね?
e-learningも同じです。
どのようなものを、誰にいつ、どのように学ばせるのか?
システムよりも、コンテンツのほうがとても大切だと思います。
次回は、e-learningについて、どのような相談をされて、どのようにお応えしてきたか?を少し書いていこうと思います。
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