その最たるものが「通行量(交通量)」です。
通行量が多ければ多いほど売れるはずだと。
多くの開業ハウツー本が通行量を調べるよう訴えており、物件を探している人は必ずと言ってよいほど通行量に強い関心を示します。
通行量調査が浸透してしまっている背景の一つとして、通行量は数値化されたシンプルな立地指標の一つであることが挙げられます。
他の物件と比較しやすく、また感覚的にも受け入れられやすいのです。
しかし例えば、店の前を、会社に通勤する人が毎日1000人往来しているのと、流入してきた買い物客が毎日1000人往来しているのを、同じ「1000人」と考えてもよいものでしょうか。
通行量とは、本当はそんなに簡単に比較できるものではないのです。
(つづく)
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