◆ ごあいさつ
不動産投資アドバイザーとして、今回よりオールアバウトに出展しております、
大林弘道と申します。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、はじめてのコラム寄稿にあたり、どんな内容がいいかな…と考えてみたのですが、
第1回は、「不動産投資をしないリスク」ということについて、述べてみたいと思います。
不動産投資を「するリスク」の間違いじゃないの? と思われたかもしれませんが、
「しないリスク」なのです。
◇ 収益装置を作る
不確実な将来を迎え、ゆとりある生活を送るためには、何らかの資産形成への取組みが
必要であることは、おそらく大勢の方が認識していらっしゃるところだと思います。
では、リタイア後の生活資金や入院時の所得保障などに充当するためには、
資産規模はどれくらいまで大きくしておけば安心なのでしょうか?
もしそれが、単に切り崩されていくだけの「金融資産」だとしたら、
その答えは「どれだけあっても足らない」ということになるのでしょう。
いわゆる長生きリスクがつきまとうことになるからです。
となると、資産そのものが働いてくれる…
例えば、自ら膨らんでくれるとか、安定継続的に分配金をもたらしてくれるとか、
そんな資産を増やしていく必要があると思うのです。
陳腐な例ですが、タマゴを産まないニワトリをいくら増やしても、
ニワトリを食べてしまえば、なくなってしまうということです。
タマゴを生み続けてくれる、丈夫なニワトリのような資産が必要です。
私はこのような資産を構築していくことを「収益装置を作る」と名づけています。
そして、それには「不動産投資」がもっとも有効であると考えています。
◇ 銀行に現金を預けると減る?
不動産投資はいったん横に置いておき、資産形成について考えたとき、
「資産自らが膨らむ・・・」というと、預貯金が真っ先に思い起こされるのではないでしょうか。
たしかに、日本人には、コツコツ預貯金することが美徳であるという観念があって、
行動様式にもフィットします。
昔であれば、銀行に預けておけば複利でどんどん増えていったのかもしれません。
でも今はどうでしょう?
超低金利がつづき、利子所得などないに等しい状況です。
そればかりか、現預金そのものも目減りするのです。
では、金利はいつあがるのでしょうか?
元本が保証されているはずの預金が減るとはどういうことでしょうか?
(続きについては次回に触れたいと思います)
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