今世の中に、男勝りで働いている女性の多くは子供の頃「どうして男の子が生まれてこなかったんだろう。あの子が男の子だったら良かったのに」というシグナルを親から感じて来た可能性があります。
親がはずみで言っているのを聞いたことがある人もいるでしょうが、子供にとっては死活問題です。「自分は望まれていなかった・・」どこかでそう思って、今の自分をつくりあげている人もいいでしょう。
逆に言うと、あなたが自分の子供にどういう言葉を投げかけているか?をどれだけ意識しているか?というのが重要になります。
「女の子なんだからおとなしく」という言葉を投げかけて育てると、その子は大人になっても、人に本音が言えなくなります。
「お前は頭がないんだから体を使って」と言って育てると、はじめから体を使う仕事につきます。そして「自分は馬鹿だから」と一生思い込んでしまうかも知れません。
これは親世代の誰にでも同じような経験があり、ある意味、傷ついてきたにも関わらず子供には同じことをやってしまっている可能性があるのです。
例えば、お転婆な女の子に関しては「女の子なんだからおとなしく」という言葉ではなく、「いい笑顔ね!いつもその笑顔で皆を和ませてね!」と言ってあげる人生を
考えてみてください。
あなたは、子供に投げかける言葉を変換するとするとどのような言葉にしますか?
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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