- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
小さなことを大きな愛でするだけです」
これはマザーテレサの言葉です。
私は「母の愛」を考える時、いつもマザーテレサのことを思い出します。
どうしてもマザーの足跡に触れたくて、数年前、思い切ってインドのカルカッタまで行ったことがあります。
その時、マザーは既に他界していたけれど、マザーの遺志を継いで
黙々と活動を続けている方々がいる施設(「死を待つ人の家」や「孤児院」等)をいくつか訪ねました。
マザーの遺体が安置されている教会では、朝の祈祷会にも参加しました。
そこで私が祈ったことは、
「マザーが、この世で遣り残したことの、ほんのわずかでも私にお手伝いさせてください」
ということ。
同じく、マザーの家を訪ねたことのある作家の神渡良平さんが、こんな文章を書いていらっしゃいました。
「マザーテレサの本を書くとき、実際に現地に行き、足を怪我したホームレスの人が運び込まれ、髪や体を洗い、骨がむき出してる足の手当てをした。
麻酔もないので、そのホームレスは暴れ、痛がり、怒鳴りちらす。
手当てが終わったあと、ボランティアの先輩がそのホームレスを抱きしめた。
そうすると、今まで敵対心しか表さなかったそのホームレスから大粒の涙。
路上で長年、誰からもいらない者として扱われてきたために作った心の鎧が、解けていく。
マザーテレサが言っていることがよくわかった。
『無料で施しをするのならソーシャルワーカーにもできる、私達はその人の魂に触れなければならない』」
小さなことに心を込めて、日々、感謝して生きていきたいと思います。