- 伊藤 健之
- ユー・ダブリュ・コンサルティング 代表
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
鋭く共感できる言葉がありました。
「他力」五木寛之著 より抜粋
戦後、私たちはこの湿潤な風土の中に合理的で乾いた文化を作り上げようと努力してきました。そして、実際に合理的で効率的な社会を作り上げ、そのために人間の心もカラカラに乾いてひび割れかかったような時代になってしまったようです。
本来、日本人の根っこには人情や日本的情緒といったエモーションがあります。近代の知性は、そうした情やルサンチマンを徹底的に毛嫌いしてきましたが、根っこにあるものは決して否定し去ることはできませんでした。
しかし、いまや完全に枯渇してしまいつつあると見えます。
ダムは満々と水をたたえてこそダムです。水が干からびて、ダムの底がひび割れ、魚まで死んでしまったような状態で、科学的かつ合理的なアプローチで人間の心をどうこうしようというのは、言うだけ無駄な話ではないでしょうか。
やれ心の教育だ、新しい道徳だと識者は苦労されているようですが、ほとんど効果がないのは当然かもしれません
心が痛んでいる組織で、「スキル」や「テクニック」を教え込む研修が多く実施されています。
「心を再生せずに、スキルを詰め込んでみても意味がないですよ」
これは常日頃、私が提言していることです。
CDGMという「現場力回復の手法」は、心を再生する「場」を提供しています。
= MBA、ロジカルの「向こう側」へ =
■「実現村」、10月6日スタートしました。
http://www.jitsugenmura.jp/