- 伊藤 健之
- ユー・ダブリュ・コンサルティング 代表
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
思い返せば、私のサラリーマン人生は挫折の連続だった・・
大学を卒業して、はじめての就職。
どこにも行くところがなく、よく分からないうちに入った会社は、商品先物の会社だった。
お客さんに「警察を呼ぶ!」とか「''詐欺!''」とか言われてしまう仕事に心を痛め、半年で退職することになった。
その次の会社では新規の営業開拓を一任され、無我夢中で仕事に取り組んでいた。
「柴崎さん、うちで働かない?」
ある日、よその会社から声がかかった。
「こんな自分に!?」
大きな喜びを胸に転職を決意した。
この会社では、アメリカ農村部、および日本の食品加工会社の販路開拓を任された。
2年間やりがいのある仕事をしていたが、どうしても克服することができないものがあった。
穀物機械そのものと、非効率な営業である。
機械のことが分からず、お客様の質問や悩みに答えられないこともしばしばあった。
しかし、上司は「とにかく回ってこい」を繰り返す。
そうしたお客様への姿勢に納得できず、悶々とした毎日を過ごしていた時に、今の会社に出会う。
「営業の世界に革命を起こす」
「これまでにない効率的な営業」
その魅力的な言葉に誘われ、今の会社、今の仕事を始めることになった。
しかし、理想とは裏腹。今まで対面営業でやってきた私には、あまりにも慣れない、非対面営業。
要するに電話営業だ。
対面営業と同じ事を電話で行うという、なんとも新しいことではあったのだが、それだけに私は、またすぐに挫折してしまうのであった・・
(続きはこちら)