FXで得られる損益は、売買による為替差損益と、スワップポイントがあります。その年の1月1日から12月31日までにポジションを決済した取引に係る為替差損益とスワップポイントを合計金額を損益として確定申告します。
取引会社により、ポジションの決済やスワップポイントについて取扱いが異なる場合がありますので確認しておく必要がありっます。
たとえば、ロールオーバーの都度、決済日が自動的に延長され、ポジションを持ち続ける場合は、決済されるまで課税の対象になりませんが、その都度ポジションが決済される場合は、12月31日の取引までのすべてが課税の対象となります。スワップポイントについても、決済の時にまとめてスワップポイントが支払われる場合には、年内に決済した分までが課税の対象です。
取引にかかったコストは必要経費として収入から差し引くことができます。取引報告書に記載されている取引手数料や入金にかかる振込手数料のほか、取引にかかった次のようなコストは必要経費に含めることができる場合があります。領収書など証明書類は保管しておきましょう。
インターネットの接続料や情報料、電話料、書籍・雑誌代、セミナーなどの受講料(電車代などの交通費も含む。)、パソコンの購入代金など
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このコラムの執筆専門家
- 佐々木 保幸
- (京都府 / 税理士)
- 税理士法人 洛 代表
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