予算オーバーの主な原因は、鉄の高騰、前面道路が狭いことによる全ての工事の運搬費の増額、鉄のパネルを制作するための人件費、総掘りの地下による土工事・・・などでした。
そして、出来たのがこの案。
初期案と同様、スチールパネル工法ですが、中身がちょっと違います。
改善案は、スキップフロアで地下1階から地上3階まで空間が連続していく計画にして、地下を極力浅く小さくしました。これで圧倒的に土工事と仮設工事の削減になります。
また、構造のスチールパネルを人力で運搬出来るくらい小さな既製のパネルを利用することにしました。製作しなければならなっかたスチールパネルを既製品をなるべく利用する事で、鉄の加工の人件費と運搬費の、これもまた大幅な削減になりました。
結果、クライアントにも少し予算を増やしてもらい、なんとかクリヤー。
いよいよドラマティックな住宅の現場がはじまります。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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