- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
商品であれサービスであれ、はたまたプレゼンテーションや舞台公演であれ、受け手に感動を与えようと思ったら、入念な準備が必要だということです。
この「準備」とは、本番に向けた直接的な準備はもちろんのこと、日頃から自分の感性を磨くために意識のアンテナを高く上げて情報収集をしたり、自己鍛錬をしておく準備も含まれます。
一流のプロと言われる人達の生きる姿勢からは、皆、このように余念のない準備が感じられます。
例えば、あの人気バンド、サザンオールスターズの桑田さんは、本番前に、倒れそうなぐらいに長時間のリハーサルを手抜きせずガンガンするそうです。
また、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんも、ファッションショーの本番直前まで最高のファッションを追求し続け、その結果、本番直前に与えられたインスピレーションによって、予定していたものを惜しげもなく変更する場合があるとか・・・。
では、準備に関して、先人の言葉をちょっとご紹介します。
『ちょっとした瞬間にわいてきたインスピレーションを信じること』。
この致命的な言葉で多くの有望なキャリアが台無しになっている。
インスピレーションを得る最も確実な方法は準備である。
私は、勇敢で有能な人が、勤勉さに欠けるために失敗している例を多く見てきている。
スピーチがうまくなりたいなら、話そうとするテーマを熟知するしかない。
〜ロイド・ジョージ〜
みんなは私の才能を信頼してくれている。
私はその才能を次の方法で修得した。
手元にテーマがあれば、徹底的にそれを研究する。
昼も夜もそれを考える。あらゆる角度から考えてみる。
そのことばかり考える。
やがてその努力は、才能の果実だと呼ばれるようになる。
しかしそれは労働と思考の果実なのである。
〜アレキサンダー・ハミルトン〜