非定型うつ病(1) - 心の病気・カウンセリング - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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これまで「うつ病」や「躁うつ病」について繰り返しご説明してまいりました。これらは気分が落ち込んだり、高ぶったりする「病気」です。中にはもともとの「性格」といった方もいらっしゃり、10代の頃から悩んでいたのだけれども、就職して仕事に支障を生ずるようになり、ようやく受診したという方もいらっしゃいます。いずれにしても適切な治療により症状が緩和されますので、早めの受診をお勧め致します。

「うつ状態」と「躁状態」とは明確に区別できる時とできない時とがあります。「混合状態」といって、両者が入り混じったような「不機嫌」で「イライラ」したような状態にあると、ご本人は抑うつ的な気分でありながら、周囲からはそのように見えないことがあります。

更には「非定型うつ病」といい、典型的なうつ病とは異なった状態を呈することもあります。すなわち、過食、過眠、鉛様の麻痺 (leaden paralysis)、拒絶への過敏さ特徴とする病態です。典型的なうつ病の場合、不眠、食欲不振、精神運動抑制を呈しますので、丁度、逆の様な状態になるわけです。非定型うつ病は若い女性に多く、元々、敏感・繊細な性格の方がなりやすいため、本人は具合が悪いのに、周囲からはいつもの性格ではないかと軽視されてしまいがちです。時にはむしろ「怠けている」「甘えている」と誤解されることもありますので、改めて「病気」としての認識が求められる次第です。(続く)

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