日光をさえぎる 外部足場 と トップライトの養生シートを恨みながら
設備業者さん 電気設備業者さん との 配線・配管確認スタートです。
都市での計画では、いつも そうなのです。
法規制や敷地からくる階高・空間の制約と、配管エリアとのせめぎ合い。
もちろん、計画の段階でも つめにつめておきます。
むしろ、配管エリアをどうアレンジするかで、計画の上手/下手が決まる
といってもいいくらい。
でも やはり 現場です。
換気扇のダクト、雨水もふくめた排水管に吸水管、エアコンの冷媒管…
確保したいスペースや、すっきりとした納まりとの、センチ単位・ミリ単位
の バトル となってきます。
途中から住研工業・山下氏も参戦。
今回は 家具工事とキッチンの施工は別発注で、彼の守備範囲。
製作のため、現場で原寸を とりに来たところを、早速つかまってます。
キッチンにからんだ エアコンのドレン配管の処理。
リビング部分の造り付けラックの コンセント・端子の問題…
現場で打ち合せができたのは かえって よかったです。
今回も、建物の付帯設備として
樋、メーター類、エアコン等の室外機 は 外部に露出させません。
すっきりした 建物 に仕上げるため
見せないこと、目立たせないこと…
計画 や 監理 をするうえで
努力 のあとを見せない 努力 というものを、知ってくださいね。
午後は
山下氏もふくめ、建てぬしのYさん御夫妻との打ち合せ。
家具とキッチンの、正式な発注。 追加工事と仕様の詳細のつめ。
まだ階段が設置されてなく、現場になれてる我々以外は 1階フロア
しか見られないのは ちょっと残念でしょうが、おたのしみに。
Y-Project
2006.01.20
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
03-5735-9700
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