地下部分は、壁・天井とも型枠の解体工事を一気に完了。
コンクリートの打放し仕上げの出来ばえは、まあまあかな。
埋込み金物周囲の、小さい気泡は、外部のはっ水処理といっしょに補修へ。
屋根部分の詳細関係は、先週つめておいたとおり。
トップ・ライトのアングルは、内部の仕上ラインの定規にもなりますね。
先週末の雨のおかげで、防水工事(FRP防水)はちょっとまちましょう。
このトップ・ライトのひかりの演出は 予想以上の効果がありそうです。
外部足場のシートかこまれた建物内部でも、それなりに明るく圧迫感なし。
1-2階 の木工事では、断熱材の充填中。
天井は 梁にボードを受ける下地材(野縁受け)は 30mm(インニッサン)。
よく、梁に直接ボードを張り付ける“タイト”な納めを見ますが、2×4でない
在来の工法ではどうかな…
電気配線(CD管や)がありますからね、
結局 梁にスリーブ(穴)を開けたりする はめになるはずです。
その点、この受け材のある 30mm の隙間は、ちょうどいい。
構造材をいためず、天井の電気配線いけてます。ねらいどおり。
こういった
一見 ムダなようでいて必要な部分。あるいは、意外と重要な部分…
建築では “あそび” といいます。
この “あそび” のコントロール が大切。
人間と同じですね。
Y-Project
2006.01.16
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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