- 湯沢 勝信
- 東京都
- 税理士
対象:税金
節税と脱税について前回お話ししましたが、今回はその補足という事で、節税と脱税の境目、という事についてお話ししようと思います。
日本の税法というものは非常に複雑でありまして、そして税法には全ての具体例が書いてあるわけではありません。ですから納税者の方は節税しているつもりが脱税になってしまう、という事やその逆の事がよくあります。
自分が物を売るための仕入れをした、この代金を「経費」として申告するのは当然「節税」になります。
ですが、自分の会社で給食を出している。この給食を仕事中に家族で食べた、これを「経費」とすることは「脱税」になります。
このように「節税」と「脱税」はかなり曖昧で、中でも難しいのが「節税」と「脱税」の境目、グレーゾーンと呼ばれる部分になります。
これは私たちプロである税理士から見ても、税務署の方から見ても難しい。ましてや納税者の方から見ればわけがわからない世界です。
「節税」のつもりが「脱税」だった、などという事が無いよう、税金につきましては確かな専門家に相談する事をおすすめします。